銃 ページ29
「だから早く空っぽになれよ」
「……そんなんエマを殺した理由になんねぇだろ?」
私はこの決戦を見届ける義務がある
マイキーを信じないといけない
「イザナ…オレとシエルはオマエを救いたいんだ」
「うるせぇ!!お前がシエルを語るな!」
「なんでそんなになっちまった!?なんで兄弟を愛せない!?シエルはずっとお前のことを気にしてたんだぞ!オマエさえ心を開けばエマもオレも快く受け入れた!なんでだよ!イザナ!!」
「うるせぇええ!!」
「真一郎」
「!?」
「エマ」
「?」
「なんで…なんでそっちにいるんだよ?」
そうか。エマも真兄もここにいるんだね?
見えないけど近くにいてくれてる
イザナ、頼むから降参してよ
「オマエの負けだ。イザナ」
「喧嘩でまで負けたら
全部なくなっちゃうだろ?」
「イザナ……」
「…ねぇ、母さん」
「イザナ!」
私はマイキーの前に立ちイザナをとめる
「もうやめよう。こんなことしても誰も、イザナも幸せになれない」
「どけよ。お前なら撃つぞ?」
「撃てる?撃てるなら撃ったら?」
「………」
「気が済むまでやっていいよ?……それでも私はイザナが血が繋がっていてもなくてもお兄ちゃんて思ってるから」
「‥…」
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不思議の国の有栖さん(プロフ) - 美園さん» そんなこといわれたの初めてです。ありがとうございます (2021年11月2日 14時) (レス) id: 4a633c72cd (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - つい最近この物語を見つけて,面白くて集中して最後まで読んでしまいました!もう作者様神すぎません?この小説で何回も泣かされているんですよ…夢小説でここまで泣いたの初めてですよ…ほんとガチ泣きで画面見えなくてやっと落ち着いてきて読んでたらまた涙出てきて… (2021年11月2日 14時) (レス) @page50 id: 0b7aaa97b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年10月24日 16時