25発見 ページ27
ガチャ……
ローが重いドアを開けると
そこは裏口へと繋がる場所であった。
『いや、あの…
「大丈夫？ちょっとゆっくりした方が…」
Aに寄り添うバーテンダーの姿を捉える。その片手はしっかりとAの腰元を支えていた。
ﾛｰ「おい、なにしてやがる」
ふと声が聞こえて、二人は振り返ると長刀を気だるそうに抱えたローが立っていた。まるでいい雰囲気を発見されたカップルのようだ。
咄嗟にAはバーテンダーの胸元を押すも…ビクともしない。
Aとしてはバーテンダーを特にどうという訳ではないが、改めて考えてみると寄り添っている感じに受け取られなくもない状況に顔を赤らめる。
『ローさん！？//』
「…………」
それに先ほどから船長ローから感じられる威圧感というべきか殺気に、バーテンダーの身を案じるAであった。気付くと彼ら二人は睨み合っているではないか。
『あ、いや。私がクラクラしちゃったので酔い醒ましに付き添ってくれたんですよ…ね？』と、慌てて助けてくれたのだと説明をする。
「えぇ。それにお一人で寂しそうだったので、お話していたんですよ。貴方たちがうつつを抜かしていたので…」
何とか穏便にと気配せするAの声かけとは裏腹に腰元の手を強めるバーテンダー。より密着させられ、次第にAも戸惑い始める。
『いや、ほら！？もう大丈夫なので……歩けますし』
Aの仲裁も虚しく
彼らに聞こえているのかいないのか。
依然ローとバーテンダーは睨み合っている。
「何か問題でも？？」
ﾛｰ「……帰るぞ」
パシッ……
何かヤバいことが始まるのではないかと心配していたAの思いをよそに、ローはバーテンダーの側を通り過ぎる間際にAの手を取るのであった。
バーテンダーも一悶着あると構えていた為に拍子抜けし、Aを捕まえていた手を緩めてしまう。
『わっ、ローさん//』
咄嗟に引っ張られ、ローの肩に軽く頭をぶつけてしまう。今度はローとの近距離に顔を赤らめる。
「そんな慌てる必要もないでしょ？夜は長いんですから」
そうバーテンダーは微笑みながら
片方のAの腕を掴み、再び引き寄せる。
まさに板挟み状態のA。
A(え？なにこれ。私モテ期！？…な訳ないか。なんかローさん怒ってる??)
すると、彼らの後ろで再び
店の裏口の扉が開いたのだった。
ガチャ……
「あれ？みーっけ」
→
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ファニー☆(プロフ) - ちいさん» ありがとうございます(*´▽｀*)嬉しいです！励みになります♪私の願望で描いております(笑) (2020年4月19日 6時) (
レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)
ちい - めっちゃ好きな感じの話です！ 私もロー大好きなので美味しいです(笑)続き楽しみにしてます！ (2020年4月19日 2時) (レス) id: 51140f54c4 (このIDを非表示/違反報告)
ファニー☆(プロフ) - 星猫さん» ONE PIECE、大罪、おそ松くん、地獄楽やら いろいろありますよ！ (2020年3月29日 9時) (レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年3月29日 9時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ファニー☆ | 作成日時：2020年2月19日 12時
