検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:1,136 hit

月の三姉妹 ページ18

いつの間にか、自分は月面に立っていた。

セレン「息が苦しかったりしないですよね。ここは夢で、何も苦しいことは無いと考えれば、苦しいことはないと思いますが。」

ライフィーネ「じゃあ月の旅のガイドさんをしてくださるかしら。セレン。」

??「大丈夫よ、私が代わりにやってあげる。
だからセレンは現実に帰ってていいわよ。」

セレン「えっ、いいのですか!?」

??「いいのよ。せっかく妹が見つけた子なんだから。」

読「さて、私の名前は読(よみ)、月の三姉妹の次女よ。別に人間はいないから幻視結界はあまり必要ないか。」

そうして読さんが手を横一文字に動かした瞬間、殺風景な灰色の月面が、

まるで矢が見たような銀色の草原に変わり、そこいらを沢山の兎が飛び跳ね、
セレンのように人間みたいな兎も居た。

読「さっすが月(つく)が見つけた子よねぇ。お肌もっちもっちじゃないの。」

読が矢のほっぺに触ろうとしたら後ろから

月「やめなさい!!浄化するわよ読!!」

と声がした。

読「もーぅ、また物騒なこと言ってる…。」

ライフィーネ「あの…浄化とは、」

月「浄化は私の主な力よ。
主に生気を無くし、外から見た月面のようにしたり、
攻撃を消すこともできるわ。」

読「だけどそれは一時的なもので、
事後処理が大変だし、燃費も悪い。」

月「ちゃちを入れないでちょうだい。」

読「私はこいつとは逆に、賑やかにさせたり元気を与えたりする。
後はパワータイプかな?」

惑歌「あの、あなた達の正体って、」

読「あぁ、それはね、
月の神様のお手伝いをする、見習い
みたいなもんよ。」

月「もちろん本当の月の神は別にいるわ。
私達3人で月の力を分担して担っているのよ。」

月「これから3人の分担された力について説明するけど、もし喧嘩したら、今日はストッパーがいないのよね。
その時は止めてちょうだい。」

フラワー「地味に無茶。」

月「まず長女の命(みこと)。
主に月に関わる生命を司るのよ。
といっても月の死神の統制や、満月・新月の出生率の増加、交通事故の増加を操作しているわ。
満月・新月のときによく力が出るらしいわね。
今は忙しくて出払っているわ。」

読「続いて私、次女の読(よみ)よ。
月による力と明るさと後は雑務って感じね。
潮汐(ちょうせき)効果と、月に関するお酒と、太陰暦の暦と、ここに居る兎の世話と、活気に
ルクス関係と、、まぁ色々やってるわね。」

認識による信仰→←3. 究明編 夢が映す月



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 5.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:オリジナル , ファンタジー   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:山岸ふあ | 作成日時:2020年4月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。