Freiheit IV (ページ16)

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ラウール｢えっ！あべちゃんΛ国に行っちゃうの！？｣
目黒｢これまた急な話だね｣
宮舘｢とりあえずお試しで～だとさ｣
渡辺｢お試し、ねぇ…｣
佐久間｢俺の相方返して！！！｣
岩本｢落ち着けお前ら、1回座れ｣
向井｢落ち着ける訳ないやんか～！！｣
深澤｢ほら、座る座る。臨時会議始めるよ｣

阿部がΛ国に行って数十分後。
その連絡を受けた阿部以外のS隊メンバーは会議室に集まっていた。
深澤｢ついさっき王の側近さんから連絡があったんだよ、『阿部自らが志願してΛ国へお試しに行った』って｣
佐久間｢自ら志願してぇ！？｣
向井｢あべちゃん、俺らの事嫌になったんかなぁ…｣
岩本｢んなわけねぇだろ｣

宮舘｢まあおかしいよね。｢阿部が自分から志願した｣って｢わざわざ｣言ってきたって｣
向井｢えっ、何？じゃああべちゃん脅されたって事？｣
宮舘｢決まってるわけじゃないけど、可能性は高いって事でしょ？｣
深澤｢何で俺が言いたい事全部言っちゃうかなぁ～｣
ラウール｢で、でも！Λ国は最近、友好国になってくれたところでしょ！？｣
岩本｢そうだよ。だから俺達も迂闊に手出し出来ねぇんだよ｣

宮舘｢それはどうだろうね？｣
目黒｢ね｣
全員がどうしたものか、と悩む中、突如として宮舘と目黒が冷静に、とても悪い顔をして言葉を発した。
渡辺｢…何か思いついてんだ？｣
宮舘｢俺と目黒だぞ？この組み合わせで分からない？｣
岩本｢…裏ネタ掴んだ訳？｣
宮舘｢まだ紐の先、だけどね｣

そう言って目黒が資料を乱雑に配る。
Λ国の裏事情…確かにこれだけではまだ弱そうだ。
しかし、
深澤｢要するにα国の上層部との戦いじゃんこれ｣
目黒｢派手に戦う、じゃなくて…何だっけ？何て言ってたっけ？｣
宮舘｢何が？｣
目黒｢ほら、えーっと…まあいいや。そういう事だよ｣
佐久間｢…あー！！！！あべちゃん！！！！帰ってきて！！！！｣