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story228 ピアノソナタ『月光』殺人事件60 ページ34

Aside

「違うよ。君は俺がさっき言った通り、悪い人なんかじゃない。俺の方が悪い人だ...三人を殺した人殺しだ!」

私は驚きながらも怪盗シグナスとして宝石を盗んだり、黒の組織に入りながら任務関係で人を殺したりしている為、成実さんよりもっと悪い事をしている事や人を殺した事で血塗れの手を持つ私なんかよりと言いかける前に成実さんは私は悪い人ではなく自分が三人も殺した人殺しだと叫んでいた

『でも、仕方ない理由があったんでしょ?』

「それでも俺は人殺しだと言う事に変わりは((『さっき貴方も見たでしょ?あの男は私が殺したの。それに...私も人殺しなのよ。私は見た目は綺麗でも中身はとてつもなく血塗れに染まっている......貴方なんかと比べ物にならないほど、たくさんの人を殺してるのよ?それでも悪い人だって言えるの?』だ、だけどAちゃんだって何か理由が!」

私は物静かな声で仕方ない理由があったからではと問いかけると成実さんは自分は人殺しである事に変わりはないと言いかけたが、私はそれを遮って栗島 寛治の遺体を思い浮かべながら自分が殺した事、自分も同じ様に人殺しである事、見た目は綺麗でも中身はとてつもなく血塗れに染まっている事、成実さんなんかと比べ物にならないほどたくさんの人を殺している事、それでも悪い人だと言えるのかと問いかければ、成実さんは私も何か理由があるからと答える

『そうよ。理由があるから人を殺した。私は自分の命を守る為に人殺しをしたわ...罪のない人は傷つけず、家族や友達に手を出した人は殺した。自分の命を守る為とか家族や友達に手を出したから...そうやって自分に言い聞かせてたわ...だけど人殺しした事に変わりはないのよ。どんなに正当な理由で罪を重ねても、どんなに償いをしても...私は自分の手で殺してきたと言う事実だけは変えられない...それは成実さん、貴方も同じなのよ...さっきはああ言ったけどコナン君は私にとって大切な子なの...』

成実さんの問いかけに頷きながらも理由があるから人を殺した事、自分の命を守る為に人殺しをした事、罪のない人は傷つけず、家族や友達に手を出した人は殺した事、自分の命を守る為や家族や友達に手を出したと自分に言い聞かせていたが人殺しした事に変わりはない事、正当な理由で罪を重ねても償いをしても自分の手で殺してきたと言う事実だけは変えられない事、成実さんも同じであると同時にコナン君は私にとって大切な子だと静かに目を閉じながら答える

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年6月16日 2時

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