天翼種様が来られたようで【ノゲノラ×ONEPIECE】 (ページ8)

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そういう彼女に、目をすっと細め殺気を込める。

『はぁ…？
それが何か問題がございますか？
私なら何の問題も御座いません。

マスターが島を壊せ、と申されれば壊し。
世界を滅ぼせ、と申されるのであれば、この世界消滅するまで破壊させるまでで御座います。

たかが、”喋れることを得意とする猿”程度が何人束になっても、己が分際を弁えていない群れるだけの塵芥どもの人類種に、天翼種である私に敵うとでもお思いで御座いましょうか…？

随分と私が上手に出ないからって大きくつけあがってございますねぇ♪
今一度、天翼種との力の差という物を見せつけねばありませんね♪

…まぁ、何にせよ、全てはマイマスターの意思に委ねますが…』

そうとなれば、早くルフィ様の元へ向かわなければなりません！っと言い、未だ先ほどの私の多量の殺気を浴び、放心状態のニョン婆様に手土産のクッキーを半ば押し付けながら渡し、

『皆様でお召し上がりくださいませ♪
では、次に会う時までご機嫌様』

私は空間転移を使い、インペルダウン付近の一番近い島へ転移した。

『さて、まだ中に居られるのでしょうか…？』

右手で遠くを見つめるポーズをして、インペルダウンの入り口を見張る。

数十分後に、たくさんのジンベエザメと共に囚人達がわんさか出てきた。

囚人達は、一つの軍艦を奪うと、ポートガス•D•エースが処刑されるであろう海軍本部を有する町”マリンフォード”の広場へと進路を向けて出港して行った。

その中にルフィ様が乗っていることを確認した後、目視できた船へ空間転移した。

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私が姿を現したのは、ルフィ様の目の前。

『お久しぶりでございます♪』

多くの者が、私の異常なオーラに気づき警戒大勢に入り、距離を取る中、彼はキョトンとした顔で首を傾げる。

ル「誰だお前？」

『お、おやぁ？
も、若しかしてお忘れで御座いますか？！
シャボンディ諸島の人間屋にて少しばかりですが、お会いしたでは御座いませんか！！！』

自分の中でもかなり印象に残りやすい登場をしたと思っていたのだが、ガッカリだった。
肩を落胆させ、若干涙目でルフィ様を見上げる様に見つめる。

すると、手をポンッと叩き、笑顔で口を開く。

ル「んー…？
あぁ！お前あん時の急に出てきたやつか！！」

『思い出されましたか？！
そうでございます！！』

ル「で、何の用なんだ？」