20 指導者 ページ21
Side You
月日は過ぎて──
入学からだいぶ経った。
私はもう日課となりつつある弓の練習をしていた
教官役はもちろん…
rb「A、もうちょい背筋伸ばして」
A「あ、また丸まってた？」
rb「おん、」
A「うーん、何度やってもそうなるなぁ…」
rb「なんでやろなぁ」
厨房で会ってから数日後、
私はロボロくんに弓の指導をお願いした
断られるかな、なんて思ったのも杞憂で
ロボロくんは快く二つ返事で承諾してくれた
A「ほんと、いつもありがとね」
rb「え、急にどうしたん」
A「いや、こんな物分り悪い私に教えてくれて」
rb「いや、Aはめちゃくちゃのみ込み早いで」
A「そう、かな」
rb「おん、俺が保証する」
A「ふふ、ありがとう」
きっと私の猫背は趣味の料理から来ているのだろう
料理をしているとどうしても下を向くため
背中も丸まってしまうのだ
rb「せやなぁ、普段から猫背にならんように意識してみ」
rb「そしたら、背筋ものびるかも」
A「分かった、やってみるね」
そろそろ休み時間も終わる頃だ
練習を中断して、2人で教室棟へもどる
rb「せや、Aは何ででるん？」
A「え、何が？」
rb「ほら、来月実技テスト兼大会あるやん」
A「あー、そういえば」
入学してから5ヶ月、
来月の10月には実技テスト兼大会があるのだ
もちろん、この大会で上位の者はランク昇格もある
正直、既に上から2番目
…SSランクの私は昇格は見込めない
まだ入学して1年も経ってないのだ
最高ランクになんて行けるわけがない
A「うーん、やっぱり小型ナイフかな」
rb「まぁ、自分の獲物を選ぶよなぁ」
A「てことはロボロくんは弓？」
rb「おん、やっぱり少しでも成績はあげときたいし」
ロボロくんのランクはSランク
彼は弓も得意らしいが、機械系の方が好きらしい
だからあんまり戦闘には慣れていないみたい
rb「せや、A」
A「え？何？」
rb「俺に小型ナイフの使い方教えてくれん？」
A「私が?!」
驚いて少し大きな声で返すと
ロボロくんはこくりと頷いた
A「でも私、ロボロくんみたいに教えるの上手くない…」
rb「少しでも使えるようになりたいねん」
なぁ、アカン？っとうるうるした目で見られたので
少し悩みながらも承諾した
それは反則だよ…ロボロくん、
うーん…ちゃんと教えられるかなぁ
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フラワー(プロフ) - コメント、ありがとうございます！wrwrdだと色んなペアがあるのでそれなら夢主とzmさんで脅威ペア！みたいな...ほぼ書きたいっていう欲望で始めたこの作品ですが、頑張ります！あんこおさんも番外編の方、楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年1月18日 7時) (
レス) id: 7134aa4a2a (このIDを非表示/違反報告)
あんこお - （初コメ失礼っ！）脅威さんの可愛さが溢れていて、尚かつ夢主と脅威さんがペアを組むっていうのがもう最高です！（語彙力無くてすみません…）更新頑張って下さい!応援してます！ (2021年1月18日 6時) (レス) id: 33306f1976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラワー | 作成日時：2020年12月5日 20時
