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______赤いシャム猫の仲間に見つかってしまった私達は、背中に銃口を突きつけられたまま、おとなしくラウンジまでの道程を辿っていた。




その道中、不意に繋がれた歩美ちゃんの手を優しく握り返す。


……震えてる。




それもそうだ。



だって、いくら普段から危ない目に遭っているとはいえ、みんなはまだ小学一年生なんだから。


銃を突きつけられたら怖いに決まってるし、私がみんなと同じ年齢だったら、きっと泣き叫んでると思う。






……私があの時、もっと周りを警戒していれば。


もしものために、物陰にいるように言っていれば。



そうすれば、みんなが捕まることはなかったかもしれないのに。









「はは、君は頼もしいお姉さんだね」








……キッドさん。

やっぱり私は、全然頼もしくないよ。








「……あれ、とーるくんだ」


「え、安室さん?」









キャビンに戻ってくると、それは丁度れーくんとウェイターのお姉さんがどこかに連れて行かれる場面で。



すれ違いざまに声をかけたれーくんは、私を一瞥するだけで、すぐに前を向いていってしまった。


……れーくんの掌、赤かったな。




もしかしてれーくんも、あの細菌に。









「……安室さんなら、きっと大丈夫だよ。ほら、あの人ってなんだかんだ強そうだし」









押し黙る私を励ますようにそう言って「ね?」と首を傾げるコナンくん。


確かに、普段からじんぺーちゃんに腕相撲で勝ってるれーくんなら、細菌にも悪い人にも負けたりしないよね。








「……うん、そうだよね。だってとーるくんは無敵のゴリラさんだもん!」


「ハハッ、それ本人の前ではぜってー言うなよAさん」








それ教え込んだ人が可哀想な目に遭うから、と。

呆れたような笑い声を溢すコナンくんに、よく分からないけど頷いておいた。








「あ、ヒロくん!」


「っ、Aちゃん、良かった……怪我はないかい?」



「うん、平気だよ。ヒロくんの方は、」





「______おい、そこのガキ!何をコソコソ話してる!!さっさとこっちに来い!!」




「っ……」









大きな声は、やっぱり苦手。


でもこれ以上ヒロくんに心配をかけるわけにもいかなくて、精一杯の笑顔を見せてから私もコナンくん達の元に駆け寄る。








「お前らがやったのか?」








窓辺に並べられているのは、私とコナンくんで解体した四つの爆弾。


その一つを持ち上げたおじさんは、そう言って私達を見下ろしていた。









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無糖(プロフ) - シンデンさん» すみません、表紙絵の方は少し厳しいかもしれません……💦ご期待に添えず申し訳ないです🙇‍♀️ (4月23日 23時) (レス) id: 24145c4343 (このIDを非表示/違反報告)
FRISK。(プロフ) - 一気に読ませて頂きました!続き楽しみにして待ってます! (4月22日 6時) (レス) @page42 id: 6b38b8c85b (このIDを非表示/違反報告)
シンデン - 無糖さん» 無糖様返信有り難うございます。勿論モラルは守るつもりです常識と良識もって誠心誠意書かせてもらいます。とっっっても失礼なのですがあの、表紙の絵を書いて頂くことって出来ますでしょうか?もしも出来れば御願いしたいです。原作ファンも喜ぶと思うので… (4月21日 9時) (レス) id: 041e3f6835 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 更新待ってました!何気に浪速コンビとの絡みがここでやっと何だな〜と読みながら思いましたwww映画でも胸アツな2人だったので本編でも夢主との胸アツストーリーを楽しみにしてます😊 (4月20日 0時) (レス) id: 27df865018 (このIDを非表示/違反報告)
無糖(プロフ) - シンデンさん» コメントありがとうございます!私としても初のご提案だったので、返答が遅くなってすみません💦二次創作(三次創作?)の件ですが、作品元を明記する、本文をコピぺしない、等のモラルを守ってくださる場合に限り大丈夫です…!うちの子をよろしくお願いします! (4月19日 21時) (レス) id: 24145c4343 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無糖 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年3月27日 14時

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