好きか、嫌いか、 Y.T 【7】

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玉『え〜？
俺と唐沢ちゃんの出会い？』



頼んだ焼き鳥を口いっぱいに頬張って
モグモグしながら今度はお酒を流し込んだ




玉『あいつだよ、あいつ
結城の友達だったの。
つかこれんまくねー？』




また1本焼き鳥を手に取って
口へと運んだ




鈴『結城……
あぁ！あの結城君ね！』



「面識、あるんですか？」



鈴『ううん、裕太から話聞いたことあるだけ…かな』






学校の友達のこと知ってるのに面識は無い…

裕太と鈴瀬さんの出会いの方がずっと気になるよ




あーでも聞けない！
お酒の力を借りても聞けない！
いやいや、この流れなら普通？怪しまれない？
ってゆーか怪しむって何？

出会いはどこですかー？
そちらはどこなんですかー？

って

この上なくナチュラルじゃん！

グルグルグルグルと
お酒の力もあって余計に頭の中はグルグル





北『タマと鈴瀬さんは？
どんな出会いだったん？』



北山さんもヒョイっと焼き鳥を持って
私が聞きたくて聞きたくて
どーーーしようも無かったことを
まるで息をするかのようにスラッと聞いた北山さん




チラッと北山さんを見るとめっちゃドヤ顔で


“これが聞きたかったんだろ？”
って顔するから


“別にー？”
ってシラをきった顔しても


“はい、強がり〜”
って顔で返された






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