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北『例えばな?』
急に椅子から立ち上がると
テーブルの上にある大量の書類とファイルをまとめて
はい、っと私に手渡したけど
まぁまぁな重量で両手で受け取った
北『これ、すっげー大切なもんだから。
絶対落とすなよ。地面に置くのもダメね』
「はぁ・・・」
ふふん、ってちょっと自慢げに笑って
次はねーって部屋の中を見渡した
北『よし次これね。
今持ってんの置いてこれ持って』
「これ置いていいんですか?」
北『いーよいーよ』
床に置くのはダメって言われてるから
とりあえず机にファイルとか置いて
今度は私のバックを渡された
北『よしよし、いい感じ』
全くもって北山さんの意図がわからなくて
ただただ言われるままに荷物を持ったり降ろしたり
一体何をしてるんだろう?
北『んじゃさ、そのバック左手で持って
このファイルは右手ね。
落とすなよ?
さっきも言ったけどすげー大切なもんだから』
両手で持ってた時には感じなかったけど
片手だとまぁまぁ重いかも…
北『じゃあ次な
これ持ってみ?今持ってんのどっちか置いてさ。』
北山さんの手にあるのはペットボトルのお茶
普段なら片手で受け取るけど
勿論、私の手は塞がってて…
手に持ってる荷物のどっちかを机に置けばいいんだけど
“すげー大切なもん”って言われてるから
雑に置く訳にはいかなくて
両手共重くてグラグラしてるから
傾けるとバランスが崩れそう…
なのに、はやくはやくって急かすように
ペットボトルを渡されるから
どうしていいか分からずに八方塞がり
北『んはっ、ごめんごめん
今のAちゃん、そのままだなって思って』
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えり(プロフ) - ももまるさん» コメントありがとうございます!長い間放置してしまったのに読んで頂けて嬉しいです♪また少しずつ更新するのでよろしくお願いします! (2020年4月9日 22時) (レス) id: 7410ca554b (このIDを非表示/違反報告)
ももまる(プロフ) - とても作品が大好きで更新される度に嬉しく思います!これからも頑張ってください(^-^) (2020年4月8日 13時) (レス) id: 0122df1ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えり | 作成日時:2020年4月7日 23時