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何点か変えて
また大音量の中メンバーがステージセットに上がる
私は1番後ろからその姿を見て
そっと目を閉じた
1番後ろって言っても
本番のステージならアリーナ席
初めて翔と見に行ったデビューライブでは
アリーナの花道から近い席
前回参加させてもらったツアーでは3階席
見え方も、メンバーとの距離感も
全く違うふたつの席
それでも感動は変わらなかった
アリーナ席での迫力と
スタンド席での臨場感
どちらも欠かすことは出来ない
気がつくと大音量で流れてた音楽は止まってて
『休憩はいりまーす』と
スタッフさんが叫んでた
横『Aちゃん?大丈夫?』
振り向くと心配そうな顔の横尾さん
「すいません、ボーッとしてました
みなさん頑張ってるのに…
ほんと、すいません」
横『いやいや、そおゆーんじゃなくてさ
疲れてるのかなって』
藤『わたー?
Aちゃんも。どした?
…ちょっと、疲れた顔してるね』
「いえ、そんなんじゃ…」
ダメだなぁ。みんなに心配かけちゃってる
しっかりしないと
「ちょっと、以前会場で見させてもらった
みなさんのライブを思い出してて…
すごく近い席と、遠い席
どっちで見ても感動したから
またそれ以上のもの創れるのかなって
考え込んじゃって」
そう言うと2人は顔を見合わせて
とても満足そうに笑った
藤『そう言ってくれるの嬉しいな』
横『俺らの信念だよな』
その言葉の真意が分からずに首を傾げると
藤ヶ谷さんが教えてくれた
藤『昔、先輩に教えてもらったんだよ。
アリーナの最前列のお客さんと
3階の一番端のお客さん
両方同じ金額を払って見に来てくれるんだ。
それを忘れちゃいけないってね。』
その言葉にそれ以上の説明はいらなかった
「ありがとうございます!
やる気出てきました!!」
横『頑張りすぎないでね』
藤『たまには休憩もね』
2人にお礼を言って
他のスタッフさんのところに走り出した
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えり(プロフ) - ももまるさん» コメントありがとうございます!長い間放置してしまったのに読んで頂けて嬉しいです♪また少しずつ更新するのでよろしくお願いします! (2020年4月9日 22時) (レス) id: 7410ca554b (このIDを非表示/違反報告)
ももまる(プロフ) - とても作品が大好きで更新される度に嬉しく思います!これからも頑張ってください(^-^) (2020年4月8日 13時) (レス) id: 0122df1ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えり | 作成日時:2020年4月7日 23時