好きか、嫌いか、 Y.T 【6】

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北『ここどーぞ』



北山さんの手に持たれたグラスが置かれ



促された椅子に座ると



さっきとは逆で右に奈緒ちゃん、



左に北山さんが座った






そして正面には二階堂さん



二階堂さんの隣には裕太がいた






キョロキョロと辺りを見回すと



藤ヶ谷さんと横尾さんは



他の席でスタッフと笑いあってた






二『Aちゃん久しぶりじゃん！

元気してた？？』




小動物のように無邪気に笑う二階堂さん




｢元気でしたよ！

みなさんのご活躍もいつも耳にしてて…｣



『ふっっ、んははっ』





話してる最中に聞こえてきた笑い声…


ってゆーより吹き出した？




玉『どんだけ固くなってんの？』



少し頬を赤くして


必死に堪えようとしてるけど


我慢できずに笑いながら


裕太は前と変わらないふにゃふにゃの笑顔を


あたしに向けた





玉『久しぶりなんだからさ、

楽しく飲もーよ

ってか俺の無くなっちゃった。

ニカ、一緒になんか頼んで〜』




メニューを見てる二階堂さんに


氷だけになったグラスをカラカラと揺らして


次の飲み物を選び始めた









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