検索窓
今日:5 hit、昨日:11 hit、合計:242,139 hit

ページ3

「ミツ、大丈夫そう?」

「うん。多分。」





具合が悪い訳じゃなさそうだ

うちに帰ってきたら、思いっきり甘えさえてやれば元気になるだろう





そう思いながら、元いたソファに腰かけた

じっと俺を見つめてる玉





「……どうした?」

「いや…会話の中身はラブラブなのに、随分と見た目は淡白なんだなぁ…と…」

「これが5年の安定感なんですかね…」

「え?どういう事?」

「んふふ。いや、ずっとニカ千のラブラブ見てたからさ、太輔達との温度差が激しんだよ。」

「5年前だったらさ、ああ言うシチュエーションになったら、ガヤさん、絶対チューの一つくらいしてたよね?」

「うん。何ならそのまま連れて帰ってたな。」

「俺達も5年後、あんな風になってんのかな…」

「あんな風って何だよ。」





遠くを見つめるニカに思わず苦笑いした





「ね、ガヤさんさ、最近ミツとデートした?」





キラキラお目目でワンコみたいに擦り寄ってくる千賀





「んー、デートかぁ…。」

「一緒にご飯食べに行ったりとかさぁ。」

「ないなぁ。毎日うちで一緒に飯は食ってるけど…。第一、俺らが一緒にいたら、大騒ぎになるっしょ。」

「確かに。今じゃ、ちょっと目合わせるだけで、ファンの子達大騒ぎだもんね。」





公共の電波では、藤北の絡みは少ない

今ではそれが戦略になっているから、うかうか2人で並んで外なんて歩けない





「じゃあ、おうちデートは何してるの?」





おうちデート…

千賀…お前はホントに乙女だな…





「んー、一緒にDVD見たり、ゴロゴロしたり…」

「うんうん。」





そのキラキラな目は何を期待してるんだろう…





「で、そのまま流れてエッ チする。…それくらいかな。」

「……え?…それだけ?」

「それだけって…他に何があんの?」

「……じゃ、じゃあさ、最近2人でドキドキとかワクワクした事は?」」

「エッ チする時かなぁ。宏光の可愛さに毎回ドキドキする。」





俺を見上げるうるんだ瞳の宏光は、天使よりも可愛い

これは、5年経った今でも変わらずドキドキする

自信を持って答えたんだけど…





「その真顔が逆に引くわ…。」

「なんか…性 欲だけは衰えない熟年カップルみだいだね…」

「…」





俺の発言に皆が一斉に笑顔を失くしていた






.

4→←2



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
884人がお気に入り
設定タグ:藤北 , Kis-My-Ft2
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MISA | 作成日時:2015年11月1日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。