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結局…睡眠時間を削ってやった写真選び

進んだのは全体の4分の1程度…





「おはよ!ってどうしたの?めっちゃ疲れてんじゃん。」





楽屋のソファにぐったりと身を沈めていたら、ニカに大袈裟に驚かれた





「ホントだぁ。ガヤさん、目の下にクマ出来てる。」

「そんなトコまでミツとお揃いにしなくてもいいのに。」





皆言いたい放題言ってくれる





「あれ?わったーも若干疲れてる?」

「いや、俺は体力的と言うよりは精神的に…」

「は?」

「捲っても捲ってもミツが出てくるんだよ。俺、昨日は夢にまでミツが出てきた…」





ケーキ用の写真を選んでいる事を知らない4人は、俺らの言葉に首を傾げる

皆して頭に『?』が浮かんでる状態

しばらくして気付いた宮田が





「サプライズ企画、進んでるんだね。」





って言ってきたから





「まぁな。」





って返しておいた

廊下からパタパタと可愛い足音が聞こえたから、ドアの方に目を向けると、





「おはよー。」





今日も可愛い宏光が眠そうに入って来た





「おはよ、ミツ。」





皆が宏光に笑顔を向ける

それに応えながらポテポテと俺に近付くと





「あれ?どうしたの?そんなに昨日の打ち合わせ、白熱しちゃった?」





渉と俺を交互に見ながら、首を傾げる





「んー。なかなかいいアイディアが浮かばなくて…」





渉が咄嗟にフォローしてくれたけど、宏光の可愛さに負けてすっかり嘘ついた事忘れてた





「そうそう、渉と遅くまで話し込んじゃって…」

「ふぅーん。」





わざとらしかったかな…

宏光、すぐに俺の嘘には気付いちゃうから…





「今日は、太輔んとこ帰るから。」

「ん。一緒に帰ろうな。」





嬉しそうに笑った宏光にほんの少し後ろめたさが残ったけど…

宏光の最高の笑顔を見る為に、嘘ついちゃうこと、ちょっとだけ許してね







.

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作者名:MISA | 作成日時:2015年11月1日 21時

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