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<藤side>
北 「海老と〜」
夕飯は宏光のリクエストで海老チリ、麻婆茄子、蟹玉。
多すぎない?って思ったけど、
残ったら明日も食べさせればいっかって思った。
藤 「茄子と…」
北 「あ、太輔!茄子ちゃんと見ろよ!旬じゃなくてもちゃんと美味しいのあるから!」
藤 「え?」
宏光はカゴに入れた茄子を取り出すとジッと茄子を見た。
北 「ほらぁ細いし、ヘタ元気ないし、これ駄目っ」
そう言って山盛りの茄子置き場に茄子を戻し、
1つ1つチェックしながらカゴに入れ直した。
藤 「………」
北 「なに?」
藤 「…詳しいね」
北 「あぁ、横尾サンのせい。横尾サンもその母さんもばあ様もうるせぇんだよ。だから自然に覚えたの」
藤 「ふぅん…」
北 「ばあ様がさ、どんなに元気が無くても飯はちゃんとしたモノ食えって言うから」
藤 「仲良いんだね」
北 「ん〜、まぁ世話にはなってるかな」
宏光の事知りたいって思ってたのに、
なんだか聞いても楽しくない。
北 「それにばあ様本出してるからそれも読んでるし、」
藤 「……」
北 「今度はどうした?」
藤 「嫉妬した」
北 「はああ!?///何に!?///」
藤 「よこー…さん?(笑)」
北 「何でだよっ///おかしいだろっ///」
藤 「ねぇ〜(笑)」
俺はこんな気が合う友達なんて始めてだった。
たった数日でこんな気心が知れた人も始めて。
だから無意識に宏光は特別だと思ってたんだと思う。
だから本当に嫉妬したんだ。
自分の知らない宏光がいることに。自分が知らない事に。
馬鹿だよな、友達に嫉妬なんてさ(笑)
これから知っていけばいいのに。
宏光には俺が1番の友達であってほしい。
そんな事思うなんてさ。
北 「次はたまご〜。ほら、行くぞ」
藤 「はいはい」
カートの先端を引っ張り前を歩く宏光。
ねぇ、宏光。
俺やっぱ彼女と別れて寂しくなっちゃってるみたい(笑)
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朱蝶(プロフ) - ふじみつさん» ふじみつさん♪こんにちは(*^^*)繰り返し読んでくださり有難うございます、私にとってとても特別なお話なのでとても嬉しいです(*^^*)今お泊まりですか!まだまだワクワクが沢山待ってますね(*´艸`) (2018年9月22日 18時) (レス) id: fea3ffa764 (このIDを非表示/違反報告)
ふじみつ(プロフ) - こんにちは(〃ω〃) 何度も何度も逢いたくなるこの世界。突然読み返したくなるんです。大好きとしかいいようがありません。今、初めて太輔君のお家にお泊まりしてる所なのに、何だかドバーッと感情が溢れだしました。早くみっ君を幸せにする為に読まなくちゃ! (2018年9月22日 15時) (レス) id: 67a79b765f (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - 斐南さん» 斐南サン♪あはは、コメントの名前見てビックリしちゃいました(笑)今ね、文字とか書き直しもしてますので、もっと読みやすくなると思いますので、また宜しくお願いします(笑) (2016年9月1日 20時) (レス) id: 79dba4bb20 (このIDを非表示/違反報告)
斐南(プロフ) - もう何度も読み返しているのに、何度も何度もここへ来ては同じように感動します。このお話は私の宝物です。本恋を創って下さって本当にありがとうございます! (2016年9月1日 20時) (レス) id: e9c55da7fe (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - \(^o^)/さん» 初めまして、お逢い出来て嬉しいです(*^^*)ノンリアルですが、楽しんで頂けたら嬉しいです(*^^*) (2015年6月2日 19時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱蝶 | 作成日時:2015年3月23日 19時