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<藤side>
まだ電車がある時間。
宏光が帰るのを玄関まで見送った。
藤 「気を付けてね、駅まで行こうか?」
北 「大丈夫だって(笑)」
藤 「でもこの辺暗いし…やっぱ送ってくわ」
北 「たーいすけ!俺男。あと29歳」
藤 「それ言われても信じないから」
北 「信じろよ(笑)」
藤 「あ、ならなんかあったらちゃんと連絡しろな?」
北 「分かったって。じゃ…またな」
藤 「……あっ!ちょっと待ってて!」
『バタバタ……バタバタ』
藤 「これ、宏光持ってていいよ」
俺は家の合鍵を渡した。
北 「……貰ってどうすんだよ…」
藤 「いつでもおいで。明後日からこの家誰も来ないし、好きな時においで」
北 「……お前そのうち詐欺とかにあいそうだな」
藤 「え、なんで?」
北 「普通ね、会ったばっかの奴に鍵なんか渡さないよ?」
藤 「分かってるよ。でも宏光はなんか特別」
北 「……///」
藤 「知り合った日数より、一緒に居た時間の方が大事だと思ったから」
北 「………ばぁーか///」
藤 「それに家は落ち着かないんでしょ?うちが落ち着くならいつでもおいで」
北 「……やっぱ落ち着かない…」
藤 「なんでよ(笑)」
北 「太輔が……変太輔だからっ!!」
藤 「何もしてないだろ(笑)」
北 「なぁ…」
藤 「ん?」
北 「明日は本読む…?」
藤 「え、本?読むと思うよ。用事すんだら」
北 「そっか、読めなかったら呼んでな?」
藤 「……もしかして心配してくれてる?」
北 「だって…半年以上付き合ってたんだし、それなりに落ち込んだりするだろ…」
藤 「アハハ、大丈夫だよ。もぉ終わってるようなもんだし」
北 「そっか…、ならいいんだ。じゃ帰るな」
藤 「本当に気を付けてね?なんかあったら」
北 「分かった分かった(笑)」
藤 「あ、家着いたら連絡して!」
北 「お前はお母さんか(笑)」
藤 「だってさぁ」
北 「分かった、連絡するよ。起きてろよ?」
藤 「本読んで待ってるよ」
そして宏光が家に着くのを待った。
そう言えば……
俺どれだけ彼女と付き合ったかなんか言ったっけ?
藤 「………」
多分言ったんだな。
やだなぁ、物忘れ。
そして家着いたって連絡を見て俺は寝室に向かった。
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朱蝶(プロフ) - ふじみつさん» ふじみつさん♪こんにちは(*^^*)繰り返し読んでくださり有難うございます、私にとってとても特別なお話なのでとても嬉しいです(*^^*)今お泊まりですか!まだまだワクワクが沢山待ってますね(*´艸`) (2018年9月22日 18時) (レス) id: fea3ffa764 (このIDを非表示/違反報告)
ふじみつ(プロフ) - こんにちは(〃ω〃) 何度も何度も逢いたくなるこの世界。突然読み返したくなるんです。大好きとしかいいようがありません。今、初めて太輔君のお家にお泊まりしてる所なのに、何だかドバーッと感情が溢れだしました。早くみっ君を幸せにする為に読まなくちゃ! (2018年9月22日 15時) (レス) id: 67a79b765f (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - 斐南さん» 斐南サン♪あはは、コメントの名前見てビックリしちゃいました(笑)今ね、文字とか書き直しもしてますので、もっと読みやすくなると思いますので、また宜しくお願いします(笑) (2016年9月1日 20時) (レス) id: 79dba4bb20 (このIDを非表示/違反報告)
斐南(プロフ) - もう何度も読み返しているのに、何度も何度もここへ来ては同じように感動します。このお話は私の宝物です。本恋を創って下さって本当にありがとうございます! (2016年9月1日 20時) (レス) id: e9c55da7fe (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - \(^o^)/さん» 初めまして、お逢い出来て嬉しいです(*^^*)ノンリアルですが、楽しんで頂けたら嬉しいです(*^^*) (2015年6月2日 19時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱蝶 | 作成日時:2015年3月23日 19時