浮気症彼氏。 (ページ10)

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浮気１０ページ10

ASIDE

キーンコーンカーンコーン

BH「うっわ、何もう一時間目終わったの」

ベクとはそのままベラベラと

世間話をしていたらあっという間に時間が過ぎた。

『あ～二時間目もサボりたい』

BH「それはダメ。

早く戻るぞ、チャニョル絶対怒ってる。」

そして急いで教室に戻った。

すると

CY「A」

『チャニョ…うわ！』

いきなり教室のど真ん中で

チャニョルが私を抱きしめた。

クラスの人たちの視線が痛いほどに突き刺さる

CY「……もうダメ。

もうサボるの禁止。」

『わわわわかったから！

お願いチャニョル離れて…』

CY「ごめん、それはちょっと無理っぽい。」

『二時間目始まっちゃうよ…？』

CY「俺を心配させるAが悪いの。」

たかが一時間目いなかっただけなのに。

CY「今日は一緒に帰ろ？

Aの家行ってもいい？」

『え…』

待って、

チャニョル今日もサランちゃんと

放課後一緒にいるんじゃないの？

……嬉しいよ？嬉しいけど

そしたら今日セフンに会えないかもしれないじゃん。

”早く明日にならないかな”

……ごめんねチャニョル

今はとってもセフンに会いたいの。

CY「え、なにダメなの？」

パッと離れると

チャニョルの不機嫌そうな顔と目が合う

『……ダメってわけじゃ…』

CY「じゃあ一緒にかえ「Aヌナっ」

突然チャニョルの言葉が遮られた。

そして私たちに向けられてた視線が

一気に教室の入り口へと移される。

嘘でしょ…？

タイミングよかったのか、悪かったのか。

そこには

会いたくてたまらなかった

セフンがいた。

チャニョルがいるのに大声で

”Aヌナ”なんて呼ばないでよ。

見てみて、

チャニョルの顔が歪んでる。

表上では他人のふりするって決めたはずでしょ？

まさか無自覚？

・

それともわざと――――――？

・