浮気症彼氏。 (ページ4)

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浮気４ページ4

ASIDE

SE「一つ質問いいですか？」

『ん？』

SE「チャニョリヒョンとは

どこまでいきました？」

『……どこまでって…

普通にキスとかそこらへんだけど…』

SE「……え、そうなんですか？」

なんて、少し驚いた表情のセフンくん

なんで？

こんなの普通じゃないの？

SE「えっと、すみません。

付き合ってからどのくらい経ちました？」

告白されたの、１年の半ば

だったからな。

『そろそろ１年経つんじゃないかな。』

１年記念日はきっと

君のことだから忘れてるんだろうな。

SE「一年も付き合ってるのに

キス止まりなんですか？」

『……え、それが何か？』

SE「普通のカップルなら

もうあんな行為とっくにしてますよ。

それに手早いですからねチャニョリヒョン。

そんなヒョンがまだ先輩に手出さないなんて。」

SE「そういう展開、

なったことないんですか？」

一回だけ、

それは私の家に

初めてチャニョルが来たとき

付き合って２週間ぐらい経ったときだった。

勉強を教えてほしい、という

チャニョルのために家で勉強会を開いた。

そのとき休憩しようとして

ベッドに座った私をチャニョルが

押し倒してきたことがあった。

そういう経験はしたことなかったから

怖くて、

私は泣いたんだ。

そのとき

ゆっくりでいいよ。

俺はいつまでも待つから。

そう言ってくれたチャニョルを

いつまでも大切にしようって

決めた瞬間だった。

思い出したとき、

私は目が覚めたような感覚になった。

何やってるんだろう、って。

浮気されてるからって

やり返すなんて。

急に罪悪感にかられた。

SE「一応言っておきますけど

後戻りはできませんからね？」

私の心の中を分かり切ったかのように

口角をクイッと上げて笑う彼に

私の背筋が凍った。

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