ヒーロー克服物語 鬼滅の刃×ヒロアカ

外編 連れ去られた姫 ページ24

紅丸side
「おい、Aいるか？」

Aを呼んだが返事が返ってこなかった。

？？「何者だ」

気づけば俺は首に刃物を当てられていた。

「…………戦う気はねぇよ、Aは何処にいる？」

？？「………居られない」

「はぁ？」

？？「おいAどこにいる」

「てめぇは第1の、どうしてここに」

？？「………新門大隊長こそどうしてここに？」

こいつの名前は確か………カリム・フラムだったか？第1の神父。

カリム「俺はAに来いと言われてるんで」

「俺はAにうちのババァが作った大福と簪を渡しに来たんだよ」

？？「亜瑚！」

亜瑚「何、どうしたの水晶」

水晶「これ見ろ、簪割れてる」

そう言われ水晶とやらの手の中を見たら俺が昔渡した簪が割れていた。

亜瑚「これ、あのお方が大切に持っていたやつだろ？なんで割れて」

「…………踏まれたか」

水晶「はぁ？」

「その簪はなぁ、俺があいつがガキの頃渡したやつなんだよ。あいつが無くすはずがねぇ」

カリム「ならここに誰かが来て、連れ去られた……という事か」

？？“………す、………すけて、助けて、紅丸お兄ちゃん、カリムお兄ちゃん……”

「A！」

後ろから声がした気がして振り返るがそこには誰もいない。

カリム「どうしたんですか？」

「今……Aが助けを求めていた気がした」

亜瑚「何この白い布」

水晶「白い布の真ん中に赤い十字が」

カリム「伝導者！？」

「なら尚更助けに行かないとな」

待ってろA、今兄ちゃん達が助けてやるからな。

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