《名探偵コナン》瞳の中の暗殺者

8話 ページ9

ー 退院の日 ー




蘭は家で待機をし小五郎、妃、コナンが迎えに行っていた








風戸「無理して思い出そうとしないで下さいね。」


「はい。」


風戸「少しでも記憶が戻れば連絡して下さい」









風戸先生の話を聞き、高木刑事が運転する車に乗り込んだ









「………」








見慣れているはずの景色も思い出せずボーっと外を見ているA









そんなAを隣で心配そうに見つめるコナン









そして家である毛利探偵事務所に着いた









「毛利、探偵事務所…」


妃「濡れるわ」









雨が降っている為、妃がAに傘を差し出した





「……！！！！」








車から降りようとしていたAだが急に怯え出した









妃「どうしたの？A？」



コナン「A姉ちゃん？？」


「いや、いや…」









明らかに怯えてパニックを起こしているAにコナンが優しく手を握る









コナン「大丈夫だよ？」


「……………」









コナンと目が合えばフッと夢の中で聞く声がした









"大丈夫、俺がついてっから"









「…え？」


コナン「？？？」









その後、Aの足元に水溜まりがある為、車を少し移動させて









家の中へと入る。









蘭「あ、お帰り！！

A、疲れてない？大丈夫？」








Aを気遣う蘭を横に小五郎が家の説明をした









小五郎「ここがお前の部屋だ」


蘭「その隣は私の部屋だからいつでも呼んで？」









そう言いながらみんなでAの部屋に入る









Aの部屋はピンクと白を貴重にぬいぐるみがあったりと









可愛らしい女の子の部屋だった









「…ここが私の部屋…？」


蘭「そうよ、ここにあるぬいぐるみは

新一から貰ったものなのよ！」


「…新一…？」









蘭の話を聞きながらAの目に止まった写真立て









蘭「この人が工藤 新一！Aは"新ちゃん"って呼んでたの」


「…新ちゃん…？＿っっ…」









蘭から写真を受け取り呟けば顔をしかめるA









コナン「…A、姉ちゃん？」









ズキズキと痛む頭に耐えているAの目には









心配そうに下から覗き込むコナンが見えた








「大丈夫。ちょっと、頭が痛くなっちゃって…」









"大丈夫"と言う割には顔色が悪くおぼつかない足取りのA









そのままベッドて休む事になった

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