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『うわぁ、、、素敵なお店ですね。
でも、私達しかお客がいない、』
JN「貸切にしたからね」
『………え?』
JN「久しぶりのAとの食事だからさ」
相変わらずのスケールの大きさに
私は笑った
食事の最中でも、
ナムジュンさんと電話していた
あとは普通に仕事の電話、
JN「………yes. But I have a previous engagement so..I can’t …yeah I’d love to...sure
Okay bye」
『ソクジン、英語もできるんですね』
JN「少しだけだよ、ナムジュナほどじゃない」
『やっぱりお仕事忙しいんですか?』
JN「うん、でもだからこうして充電してるんだ」
『充電?』
JN「Aに充電してもらってる」
なんてことないようにそう言って、
やっぱり日本料理は美味しいね、
って言って口いっぱいに食べる
私は思わずほおが綻ぶ
『ナムジュンさんが羨ましいな、』
JN「ナムジュナ?」
『四六時中、ソクジンさんと一緒だから』
そういうと、
ソクジンが目を丸くする
JN「可愛いこと言ってくれるね」
『もう一人のイ・ソアさんもすごく美人だし』
JN「それは嫉妬してるってことでいいのかな」
『イ・ソアさんとは、ただ、、
社長と秘書って関係なんですか?』
JN「うん、ソアとは何もないね」
ソア、と軽く呼び捨てする
ソクジンさんとソアさんの間には
信頼関係があるみたいで
悔しかった
私とソクジンさんの間に足りないモノって
きっと信頼、だから
JN「そんなことより
舞踏会が近頃あるんだけど
どうかな、出席できる?」
『舞踏会?』
JN「ハロウィンの高級版、みたいな感じだよ。
仮面つけて踊ったり飲んだり」
『踊る、って』
JN「プロムとかなかったの?
男と踊ったことない?」
男の人と踊ったのは
ついこないだが初めてだった。
Jamais vu で、
ジャズの曲に合わせて、
テヒョンさんに促されるまま
ゆったり踊った、
あれが私の人生で初めてだった
『…………踊ったことないです』
信頼が築けないのは、
ソクジンさんだけのせいじゃない。
こうやって小さく積み重ねてる
私の嘘のせいかもしれない
.
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2020年10月2日 7時