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翌朝起きると酷い頭痛がした。





頭を押さえながら起きると、
そこには





ソクジンさんがいた。









『………、』








JN「ごめん」


おはようより早くそう言って、
ソクジンさんは本当に反省してるように
頭を下げた。









JN「Aが
僕以外の誰かと接触するのが怖くて、
僕が留守の間SPにAを見張るように
言っていたんだ。
それが君を追い詰めることだなんて知らないで」







『……私も、
黙ってテヒョンさんに会ったりしてごめんなさい』






JN「………僕は小さい頃からテヒョナが、、
なんていうか、羨ましかったんだ。
僕の欲しいものを全部持っていたから。
愛情とか血筋とか純粋さとか全て。
でももうそれにも慣れて、
僕は小さい頃から色んなことを諦めた。
親からの愛はもらえなくていい、
テヒョナがやりたくない会社の後継には
僕がなった、
でもね、譲れないことが1つだけあるんだ」








『譲れないこと?』






JN「君だけは譲れない」







やっぱりわたしにはこの人しかいないんだと
そう思った、



『……ソクジンさん、』




好きですって言いたかった。
嫌なくらいあなたを愛してますと
言いたかった。
でも私たち二人の前提は
その言葉なしで繋がりあってることだった




『ソクジンさんは、
他人を信じることが苦手ですよね?
でも、私のことは信じて欲しいんです』




JN「…」




『私はソクジンさんが思ってる以上に
ソクジンさんのことを大切に想ってます』



これが私に言える限界の
愛情表現だった








JN「頑張って、、、みるよ?」

と言ってぎこちなく笑った

JN「テヒョナには謝らないと」

『え?』

JN「しつこく何度も聞いたんだ、
Aがどこにいるのか、
どうせお前がAをかくまってるんだろ、とか
Aが俺の彼女だって知って
そういうことしてるの?とか」





ソクジンさんの感情的な一面を
初めて知ったテヒョンさんは、
だから私と距離を置いたのかもしれない

昨日のテヒョンさんは
テヒョンさんらしくなく、
私を突き放すようにして
すぐにタクシーで帰させた





『……そうなんですか、』

JN「君のプライバシーを侵害するような、
そんなことはもうしないよ。」

そう言って
私達は触れるくらいのキスをした。

久しぶりのソクジンさんの唇だった。

それは私を安心させるけど、
でもどこか不安だった






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設定タグ:BTS , バンタン , ソクジン   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2020年10月2日 7時

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