A Secret Contract２【JN×TH】 (ページ12)

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12. ページ12

TH「久しぶりだね、
少し大人っぽくなった？」

11月に入って、
私は社会人になった。

雑誌の編集部で
パソコンと向かい合う日々の中、
お昼休憩の時間帯で
偶然テヒョンさんに会った

『…っ、』

仮面舞踏会で私にキスをしてきたのは
テヒョンさんに間違いなかった

でも
目の前のテヒョンさんは
まるで何もなかったかのように
普段のテヒョンさんのままだから、
私が動揺してしまう。

どうして私にキスなんてしたんですか、

聞きたいけど、
ここまで何事も無かったような態度をされると、
あぁ、別に特別な理由なんてなかったんだな
と理解した。

たいしたことない、
ただの事故だったのか、
酔ってしまってそうしたのか、
仮面をつけてた私を
他の女性と間違ってしてしまったのか

TH「すっかり社会人だね」

『まだ、、始まったばかりですけど、』

TH「有名な雑誌の編集部に就職できるなんて
やっぱり流石だね」

『…内定が決まったのはギリギリでしたけどね』

TH「そうなんだ、」

テヒョンさんはテイクアウトした
ハンバーガーを２つ持っていた

『誰かとご飯ですか？』

TH「違うよ？両方とも俺の。
２つ食べるの」

『あぁ、そう、…ですか、」

TH「じゃあまたね、Aちゃん」

やっぱりいつもと同じように
手をヒラヒラと振って
テヒョンさんはタクシーに乗り込んだ

そのタクシーが通り過ぎて
姿を現したのは
ソクジンさんの秘書、ナムジュンさんだった

今日は
よく、
知り合いに会う日みたいだ

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