ツナ缶は正義(?) ページ14
ボク達がお菓子をつまんでいると、香りに釣られたのか、グリム？とやらがやって来た。
「おい、オマエら！オレ様に隠れてお菓子を食べてやがったな？」
「グリムにはあげないよ。掃除を手伝わなかったのが悪い。」
結構辛辣に拒否ったな。
すると、途端にグリムは涙目になる。
「ふなっっ！！そんなぁ〜」
『ふふっ。グリムってば、モンスターのくせに愛嬌あるね。ボクの昨日の朝ご飯だったアイツに似てるかも。お菓子ばっかり食べてると、いつか食卓に並ぶ日がくるかもね。ふふふっ。』
「ふな"っっ！？朝ご飯！？しょ、食卓！？アイツって何なんだゾ！？」
『あはは、冗談だよ、冗談。ふふっ。』
「冗談キツすぎだよ〜」
『ごめんごめん。グリムも、機嫌直してね。』
そう言って、ツナ缶を内ポケットから取り出す。
何故入っているのかは…ボクに聞かないでくれ。
「ふなっ！やった！ツナ缶なんだゾ！！ハッ！！お前、怪しい物入れてないだろうな？」
『まさか。さ、さ、どうぞ。』
ツナ缶をグリムが口に運ぼうとした時。
「いや、ちょっと待って」
「なんだ？ユウ。ツナ缶はやらないんだゾ！」
「要らないよ。それより、なんでツナ缶持ってんの？」
『さあ？なんでだろ？ボクも分かんない〜』
「え"」
「オレはツナ缶食えれりゃそれでいいんだゾ！それより、ユウ。お前、ツナ缶を侮辱したの、許さねーからな。」
「ごめん。明日ツナ缶あげるから許して。」
「それなら許してやらないこともないんだゾ！」
「なんだかんだ、仲が良いんだね。でも、ボクはこれからここに入り浸るよ〜。」
「えぇ〜オレ様、コイツ苦手なんだゾ。」
「ダイエットすれば大丈夫だよ。」
「あ、て言うか、今更だけど、お前、誰なんだゾ？」
「今更すぎるよ。」
『ボクはA。よろしくね、グリム。ふふっ。』
「お前、今絶対朝ご飯思い出しただろ！？」
『ふふふっ。どうだろ。って、もうこんな時間だ。そろそろ寮に戻るね。バイバ〜イ！』
ボクは、そう言ってオンボロ寮を飛び出した。
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茨の國のぼっち(プロフ) - もちたさん» わあっ！ありがとうございます！そう言ってくれると私も凄く嬉しいし、書くのが楽しくなります！これからも、のんびり更新がんばります！ (2021年1月13日 6時) (
レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
もちた - 凄く面白くて読むのが楽しいです！！！更新頑張ってください！！！ (2021年1月12日 19時) (レス) id: eac30fd62c (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - 茨の國のぼっちさん» やったあああ！楽しみにしてます！！ (2020年10月15日 17時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち - ねっこさん» うっそぉ！？こんな拙い文章を読んで頂いて、しかも好きだなんて！テスト終わったんで更新頑張ります！ (2020年10月14日 20時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - えっ！？この作品好きすぎてやばいです！！性格も私そっくりだし......(あ)もう更新めっっちゃ頑張ってくださいいいぃぃぃぃ！！！！ (2020年10月9日 16時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茨の國のぼっち | 作成日時：2020年10月3日 1時
