最早恋バナ ページ13
『「終わった〜!!」』
「う、腕が筋肉痛に…」
『ソウダネ…部屋二戻ッテオ茶二シナイ?」
「言葉が片言になってるよ。」
結局ボクは魔法を使わなかったから腕が鉛を吊るしたかの様に重い。
「こんなに大変な時に逃げおって、グリム。」
『ま、まあまあ。きっと出てくるって。』
ユウをなだめるため、紅茶やクッキをテーブルに並べる。
「そうそう。
さっきAが話してた、ほら、好きな人だっけ?誰なんだ〜?」
『ディアソムニア寮の寮長、マレウス•ドラコニア様だよ。片想い歴10年だったけど、ここに来る前に告白してものの見事に振られてきて、挙句の果てに嫌悪すらこもっている様な目で睨まれちゃったけど、とても美しかったな〜』
『多分ユウも、一目で分かると思うよ。ディアソムニア寮一美女…じゃなかった、美青年で、眉目秀麗、容姿端麗はこの方の為の言葉だって位だから。』
「息継ぎを殆どせずにもの凄い語り始めた…て言うか、その、振ら…れちやった…のか…。」
『元々望み薄だったし、今はボク、男の子だしね。でも、頑張ってアタックして卒業までに少しでもボクを見て欲しいんだ!』
「健気だね…頑張って。でも、Aにこれだけ想ってもらえるなんて、ちょっとだけマレウス?って人?羨ましいかも」
『ん?何か言った?』
「ううん。冗談だよ。なんでもない。」
そして、ボクらは話しすぎてぬるくなった紅茶を一気に飲み干した。
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茨の國のぼっち(プロフ) - もちたさん» わあっ!ありがとうございます!そう言ってくれると私も凄く嬉しいし、書くのが楽しくなります!これからも、のんびり更新がんばります! (2021年1月13日 6時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
もちた - 凄く面白くて読むのが楽しいです!!!更新頑張ってください!!! (2021年1月12日 19時) (レス) id: eac30fd62c (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - 茨の國のぼっちさん» やったあああ!楽しみにしてます!! (2020年10月15日 17時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち - ねっこさん» うっそぉ!?こんな拙い文章を読んで頂いて、しかも好きだなんて!テスト終わったんで更新頑張ります! (2020年10月14日 20時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - えっ!?この作品好きすぎてやばいです!!性格も私そっくりだし......(あ)もう更新めっっちゃ頑張ってくださいいいぃぃぃぃ!!!! (2020年10月9日 16時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茨の國のぼっち | 作成日時:2020年10月3日 1時