運命238＃ 現行犯逮捕 ページ23
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「白昼堂々浮気とは、いい度胸だな？」
「ち、違うっ！ あたし、合コンがそういうのだなんて知らなかっ──ひっ！？」
……鬼道の指がAの首筋を撫でる。
「ばッ……か、袴田さんがいるってのにっ……」
耳まで真っ赤にしたAが声を窄める。
鬼道は反対側の手で彼女の鞄をまさぐると、その中からチョーカーを取り出した。
ドキッとする。暗い車内、ゴーグル越しの赤い瞳が怪しく光って見えた。
震える吐息が漏れる。汗ばんだ肌に鬼道の手が触れる度、Aの体温が上がっていく。
チョーカーが元の位置に収まると、鬼道はAの体を抱き寄せ、耳元で囁いた。
「いいか。お前は俺のものだ」
「〜〜っごめ、ん、なさい」
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Aが出て行ったあと、友人たちの元へ鬼道が現れたそう。
顔面蒼白の友人たちに、これからも仲良くしてやってほしいだなんて言葉を優雅にも述べ、その場を収めたのだということをAは後に友人たちから聞いた。
Aの正面に座っていた男も、鬼道の気配に気圧され連絡先を人伝に聞いてくることもしないそうだ。
というわけで、Aの最初で最後の合コンは幕を閉じた訳だが。
「A、この後の勉強だが……」
「あー！ あー！ もー！！」
Aは肩を竦めて耳を押さえながら飛び退いた。真っ赤な顔で鬼道を睨む。
「そんな近くで話さなくても聞こえるってーの！！」
「今までの距離では足りなかったんだろ？ 近くにいないと、またいつ逃げ出されるか分からないからな」
後ずさるAの手首を掴んで耳元で囁く。
「ぅ〜〜それやだぁ……擽ってえよ、耳がヘンになる……」
「……なら、浮気の罰だと思え。あの時は流石にどうしてやろうかと思ったぞ」
「『どうしようか』で悩めよ！ それに浮気じゃねえってば〜〜！！」
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棗(プロフ) - 絶対読みます‼️✨️✨ (2023年4月9日 14時) (
レス) id: 20492549c0 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 棗さん» 棗さん！ 拙作のお気に入り登録通知にいつも元気をもらっています。お読み頂きありがとうございました。次回作ができあがりましたらぜひまた読んでいただけると嬉しいです…！ (2023年4月9日 13時) (レス) id: 1cd5a8a31d (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - 鬼道有人大好きなんで見るのがすごく楽しみでした‼️これからも読ませて頂きますm(*_ _)m (2023年4月9日 13時) (レス) @page48 id: 20492549c0 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 初見朧さん» そうです最終章…の予定…です〜！！ そう、私も凄いあっという間だった気がする……。わ〜！ ほのぼの目指してたのでそう伝わってて大変嬉しいです❤️ 頑張るね、ありがとう！！ (2022年3月11日 12時) (レス) id: 1cd5a8a31d (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - fin…fin！？終わり！？そっか、夙夜夢寐もここまで来たんだね。なんか早い気がする(天空の巫女読み返してるからかな)前作は恋愛要素が多くて、読んでてほっこり？ほんわか？なんて言うんだ？そんな気分になりました。最後まで頑張ってね！ (2022年3月11日 9時) (レス) @page1 id: 0165dfb280 (このIDを非表示/違反報告)
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