運命236＃ うまくいきそう ページ21
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友人が持つ高校生の姉と合流しファミレスで待っていると、体躯のいい男子高校生が四人、少し背伸びした格好で歩いてきた。
簡単な自己紹介が始まったので、とりあえずAも名前だけ伝える。
「私ドリンクバー行ってくるねー」
「ああ、俺も」
友人が一人抜けてしまった。もう一人の友人は早速前に座る男子と話し始めているし、友人の姉はメニューを見ている。おっと、前の男子が話しかけ会話が成立した。
なぜだろう……男子とは気兼ねなく話すほうだと思っていたが、何となく……。
い、居心地わりー……。
「Aちゃんだっけ。普段何してるの？」
隣の友人早く帰って来ねえかなと足をぶらぶらさせていたら、さっきからメニューを開いたまま見てもいなかった正面の男が話しかけてきた。
反射的にいつものように対応しかけて、友人の言葉を思い出す。
「えっと、サッカーとか……」
「へー！ 俺もサッカー観戦とか行ったりするよ。ポジションどこなの？」
かなり踏み込んでくる質問に胸がざわめくのは情報屋の自分。
あの頃は、自分の素性を探られたが最後、そいつの個人情報をばらまいて裏の社会にいられなくしていた。
弟を守るには過敏になる他なかった。しかし、今はその必要もない。深呼吸して苛立ちを抑える。
「DFです。LSBの」
「へ〜いいね！ 雷門中でしょ、ならサッカー部なんだ？」
「はい」
「じゃあ男選び放題じゃん！」
「えら……？ まあ仲良いと思ってますよ」
さっきからなんだこいつ。Aは眉を顰める。
Aと対をなすRSBは監督が決めることだ。
連携必殺技を繰り出す相手も、選手の特性や相性はどうしてもある。そこに男女差は関係ない。
「俺もAちゃんと仲良くなりたいなー！ どう？ 俺結構Aちゃんと相性いい気がするんだよね〜」
「相性……さっきからよく分かんねえっすけど、あたし彼──」
「お！ お待たせ！！」
Aの言葉を、ドリンクバーに行っていた友人が遮った。飲み物を置くと、「A場所分かんないでしょ？ 一緒に行くよ！」と腕を引いてくれる。
つんのめりながらついていくと、酷く申し訳なさそうな顔をした彼女が、顔の前で両手を合わせた。
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棗(プロフ) - 絶対読みます‼️✨️✨ (2023年4月9日 14時) (
レス) id: 20492549c0 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 棗さん» 棗さん！ 拙作のお気に入り登録通知にいつも元気をもらっています。お読み頂きありがとうございました。次回作ができあがりましたらぜひまた読んでいただけると嬉しいです…！ (2023年4月9日 13時) (レス) id: 1cd5a8a31d (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - 鬼道有人大好きなんで見るのがすごく楽しみでした‼️これからも読ませて頂きますm(*_ _)m (2023年4月9日 13時) (レス) @page48 id: 20492549c0 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 初見朧さん» そうです最終章…の予定…です〜！！ そう、私も凄いあっという間だった気がする……。わ〜！ ほのぼの目指してたのでそう伝わってて大変嬉しいです❤️ 頑張るね、ありがとう！！ (2022年3月11日 12時) (レス) id: 1cd5a8a31d (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - fin…fin！？終わり！？そっか、夙夜夢寐もここまで来たんだね。なんか早い気がする(天空の巫女読み返してるからかな)前作は恋愛要素が多くて、読んでてほっこり？ほんわか？なんて言うんだ？そんな気分になりました。最後まで頑張ってね！ (2022年3月11日 9時) (レス) @page1 id: 0165dfb280 (このIDを非表示/違反報告)
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