秋37＃ 火傷とおにぎり ページ39
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……影山が、世宇子中に関与しているとする。特に、彼が監督になっていたとする。
世宇子中がフットボールフロンティアに推薦されそれが受理されたタイミングからしても、恐らく帝国学園が負ける前から、彼らを手中に収めていたはずだ。
ならばいつから？ ……彼の手を深く読むとすれば、きっと、雷門が帝国との練習試合で、一点を奪い返したあの日から──……。
「Aさん」
黙考するAに、遠慮がちに木野が話しかけた。
「はい」
「Aさんもやらない？」
「……申し訳ございません、お話がよく……」
Aがそう言うと、彼女は目を瞬かせた。普段耳が良く、休憩中のメンバーの会話の一つ一つも聞き漏らさない彼女が珍しい。
それほど何か、考え込んでいたのだろうか。木野は微笑を浮かべる。
「無理にとは言わないの。でも、私たちも頑張ってる円堂君たちの力になりたくない？」
「……と、仰いますと」
……ウインクした彼女が連れてきたのは、机の上に炊飯器や茶碗が置かれた部室だった。炊飯器からはホカホカと湯気が立ち昇っている。
「こーいうこと！ 熱いから気をつけてね」
「おにぎりの差し入れです！ みんなお腹空かせてるでしょうし」
ポカンと佇む夏未とAの前で、杓文字で米を掬って手のひらに乗せ、おにぎりを握り始める木野と音無。
「ほら、夏未さんも！」
「え、ええ！」
「Aさんも、良かったら」
「実は、私は──」
Aが頭を下げかけたその時、「あつーい！」という悲鳴と共に熱々の米が部室に飛び散った。
「あつ、あつ……あ……」
「もしかして夏未さん、おにぎり握ったことないの……？」
「夏未さん、お嬢様だから……」
「ごめんなさい……」
Aは肌に張り付いた米をそっと剥がした。
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杳覇(プロフ) - に近い感じかな……？ 私の作品の中ではかなり短くまとまると思うんで、暇なときに覗いてくれると嬉しいです！ 更新がんばるね〜〜！！ (2021年10月8日 12時) (
レス) id: 7468c0248e (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 初見朧さん» 初見朧ありがとう〜〜！！ バチくそに頭良い子なので私に書き切れるかどうかは賭けです🙂 選手に指示を出してゲームを組み立てていく司令塔よりはマネジメントに近い役割だけど、そういう認識でも大丈夫です！ フィールドメイキングするスタッフ (2021年10月8日 12時) (レス) id: 7468c0248e (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - あっどちらかと言うと日常の練習での司令塔という感じっぽいね(↓設定までしか読んでなかった) (2021年10月8日 11時) (レス) @page6 id: 2897e279c0 (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - 遅れました！！わー作ってから一週間経ってるー(棒読み)頭良さげな子だね！(語彙力はテストで溶けました)選手じゃないっぽい？司令塔の補佐みたいな感じかな？楽しみにしてるね！頑張って！！ (2021年10月8日 11時) (レス) @page2 id: 2897e279c0 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 白雪林檎さん» コメントありがとうございます✨ わ〜〜昔から読んで下さってるんですね！ めっちゃ嬉しいです…！！ ありがとうございます☺️💓 お褒めのお言葉も光栄です✨ 更新頑張ります！！ (2021年10月7日 6時) (レス) id: 1cd5a8a31d (このIDを非表示/違反報告)
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