秋36＃ 空とプロジェクトZ ページ38
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五月二十二日 先勝 フットボールフロンティア準決勝 対木戸川清修中
前半三分、武方三兄弟様の速攻を受け、バックトルネードが爆裂パンチを打ち破り失点。
三十二分(ロスタイム含む)、トライペガサスが決まり得点。
後半二分、トライアングルZがゴッドハンドを打ち破り失点。
十三分、ドラゴントルネードはタフネスブロックによりセーブされるも弾かれたボールでドラゴントルネードが繰り出され得点。
二十八分、トライペガサスを進化させたザ・フェニックスにより得点。3-2で
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ノートにそこまで記したところで、Aはノックの音に顔を上げた。どうぞ、と口にすると氷輪が入ってくる。恭しく一礼した。
「鬼瓦様がいらしております」
「客間にお通しください」
「畏まりました」
氷輪が出ていくのを確認して、Aは席を立った。
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客間では、コートを脱いでソファに収まっている鬼瓦の姿があった。Aが頭を下げると口元を少しだけ緩める。
「よう、嬢ちゃん」
「わざわざ御足労頂いて……」
「堅っ苦しい挨拶はよそう。本題に入りたい」
頷いて、Aも彼の前のソファに腰掛ける。氷輪が現れてコーヒーを置いて行った。燻るような香りが部屋に広がる。
先に口を開いたのはAだった。
「雷門中の元教員、またサッカー部の元顧問であった冬海様に、話をお聞きになったとか」
「ああ」
影山の影に怯えて路頭に迷っていた冬海を捕まえたところ、彼は素直に事情聴取に応じたらしい。
警察の保護下に置かれることで、影山の魔の手から逃れられることが、余程嬉しかったのだろう。
「……嬢ちゃん、プロジェクトZって知ってるか？」
「プロジェクトZ……」
口の中で反芻して、Aは首を振った。
「いえ」
「そうか……冬海が言っていたんだが、フットボールフロンティアはプロジェクトZによって支配されているそうだ」
今は神様にでもなったように、私たちを空から見下ろし、嘲笑っている。そう、彼は語った。
「その計画と、影山が空にいるってのは繋がっているらしい。……帝国にいた嬢ちゃんにも、空と聞いて思い当たることはないか？」
「……お力になれず、申し訳ございません」
「ああ、いや」
──プロジェクトZ。空。神。世宇子中。
それらを結びつけた先にいる、影山零治という存在は、いったいフットボールフロンティアで何をしようとしているのか。
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杳覇(プロフ) - に近い感じかな……？ 私の作品の中ではかなり短くまとまると思うんで、暇なときに覗いてくれると嬉しいです！ 更新がんばるね〜〜！！ (2021年10月8日 12時) (
レス) id: 7468c0248e (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 初見朧さん» 初見朧ありがとう〜〜！！ バチくそに頭良い子なので私に書き切れるかどうかは賭けです🙂 選手に指示を出してゲームを組み立てていく司令塔よりはマネジメントに近い役割だけど、そういう認識でも大丈夫です！ フィールドメイキングするスタッフ (2021年10月8日 12時) (レス) id: 7468c0248e (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - あっどちらかと言うと日常の練習での司令塔という感じっぽいね(↓設定までしか読んでなかった) (2021年10月8日 11時) (レス) @page6 id: 2897e279c0 (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - 遅れました！！わー作ってから一週間経ってるー(棒読み)頭良さげな子だね！(語彙力はテストで溶けました)選手じゃないっぽい？司令塔の補佐みたいな感じかな？楽しみにしてるね！頑張って！！ (2021年10月8日 11時) (レス) @page2 id: 2897e279c0 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 白雪林檎さん» コメントありがとうございます✨ わ〜〜昔から読んで下さってるんですね！ めっちゃ嬉しいです…！！ ありがとうございます☺️💓 お褒めのお言葉も光栄です✨ 更新頑張ります！！ (2021年10月7日 6時) (レス) id: 1cd5a8a31d (このIDを非表示/違反報告)
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