第一章 秋1＃ 装甲と存在 ページ3
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極力音の立たないように配慮された漆黒の装甲バスの中はしんと静まり返っていた。口を開いても文句は言われない、しかし試合前という状況下が、格下相手とはいえ帝国学園としての誇りを震わせる。
一軍の選手たちの他に二軍のメンバーが揃っていて、また彼らとは別に、一人の女も立っていた。栗色の髪をショートに切りそろえ、葵の目を伏せがちにした少女である。
細黒縁の丸眼鏡が薄暗い照明を反射して白く光っている。
「A」
「はい」
その少女の隣で専用の椅子に座る少年が、耳の奥に響くような、しかし静かな声で彼女の名前を囁いた。
「今日の試合も頼んだぞ。初めてのグラウンドだからな」
「承知致しました。誠心誠意努めさせて頂きます」
軽く頭を下げる彼女。鬼道はニヤリと微笑む。
帝国学園の総帥である影山が鬼道にだけ話したこの試合の意義。木戸川のエースストライカー豪炎寺修也が転校したと思えば、あんな弱小校に来ていたとは。
──面白いものが見られそうだ。
やがてバスは雷門中の前へ停車し、扉が煙とともにゆっくりと開かれる。レッドカーペットがグラウンドまで伸びて行った。すぐに二軍メンバーが飛び出して両脇に構える。
キャプテン、鬼道有人が真紅のマントをはためかせ先陣を切り、それに続いて帝国イレブンが降りてきた。
最後に一人分空けて現れたのはAと呼ばれた少女だった。その手にボードのようなものを手にし、帝国学園の女子制服を着ている。
「あの子、マネージャーかしら……」
雷門中サッカー部マネージャーである木野秋が呟いた。洗練された美しい所作で歩く彼女は特別美人という訳ではないが、気品に溢れている。
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杳覇(プロフ) - に近い感じかな……？ 私の作品の中ではかなり短くまとまると思うんで、暇なときに覗いてくれると嬉しいです！ 更新がんばるね〜〜！！ (2021年10月8日 12時) (
レス) id: 7468c0248e (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 初見朧さん» 初見朧ありがとう〜〜！！ バチくそに頭良い子なので私に書き切れるかどうかは賭けです🙂 選手に指示を出してゲームを組み立てていく司令塔よりはマネジメントに近い役割だけど、そういう認識でも大丈夫です！ フィールドメイキングするスタッフ (2021年10月8日 12時) (レス) id: 7468c0248e (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - あっどちらかと言うと日常の練習での司令塔という感じっぽいね(↓設定までしか読んでなかった) (2021年10月8日 11時) (レス) @page6 id: 2897e279c0 (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - 遅れました！！わー作ってから一週間経ってるー(棒読み)頭良さげな子だね！(語彙力はテストで溶けました)選手じゃないっぽい？司令塔の補佐みたいな感じかな？楽しみにしてるね！頑張って！！ (2021年10月8日 11時) (レス) @page2 id: 2897e279c0 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 白雪林檎さん» コメントありがとうございます✨ わ〜〜昔から読んで下さってるんですね！ めっちゃ嬉しいです…！！ ありがとうございます☺️💓 お褒めのお言葉も光栄です✨ 更新頑張ります！！ (2021年10月7日 6時) (レス) id: 1cd5a8a31d (このIDを非表示/違反報告)
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