運命182＃ 先輩から後輩へ ページ14
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緊張した面持ちで目の前に並ぶ雷門の選手たちを見て、Aはクッと口角を上げる。
「……行くぜ！」
「！」
──トロイメライ！
半田、松野、宍戸といったメンバーから、少林、壁山の体格差の大きいコンボまでノンストップで抜き去る。
あとに残された彼らは驚いたように彼女を振り返った。
「す、凄いっスね、生トロイメライ……」
「いやあ大きな武器になるよ、他がてんでダメでも」
「あー、もうちょっと張り合えると思ってたんだけどなー」
「ふふん。て、ことは？」
後頭部を両手で支えながら話す彼ら。
Aが得意げに鼻の下を擦りながら尋ねると、半田がフッと笑みを浮かべる。
「合格だ。ま、イナズマジャパンだし、やる前から分かりきってたけどな」
「っしゃー！ 一軍だぜっ」
「虎丸！」
ガッツポーズを天に向けて突き上げるAの後ろで、静かながらによく通る声が響く。
振り返ると、シュートを打ったばかりらしい宇都宮に豪炎寺が指導しているところだった。
宇都宮の瞳は終始輝きっぱなしである。
「シュートを打つとき、軸足をもう少し外に開いて、親指の付け根辺りに力を込めてみろ。安定感が上がる」
「はい！ やってみます、豪炎寺さん！」
ゴールには円堂が構え、FFIが終わってから入部し始めた新しいストライカー候補の選手たちのシュート練習をしていた。
「よーしこい、虎丸！」
「うおおおおお！！ タイガードライブッ!!!!」
「！」
「ダイヤモンドハンド!!!!」
獣の咆哮がフィールドに轟いたような気がした。呆気に取られるAだが、目の前で円堂はガッチリキャッチする。
少し惚けた様子だった。シュートを止めたフォームから少し固まり、やがて顔を上げて「いいシュートだ！」と笑う。
「あはは……やっぱ円堂さんには敵わないですよね」
「すっげーな虎丸！」
「！ A、見てたの？」
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【お知らせ】
とんでもないことに、イナイレ夢小説神作者の方々が集う「夏」がテーマのアンソロジー企画に参加させて頂きました。やばい。
当作品「夙夜夢寐」シリーズのパラレルワールド短編小説になっています。私のはともかく他の作者様方の夢小説がもうとんでもなく素敵なのでもうなんでもいいからとりあえず見て下さい。
【イナイレ】ラムネの海と遠雷【アンソロジー】
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杳覇(プロフ) - 初見朧さん» 初見朧ありがとう！！！ ああああ感動してくれた！？ うっ、嬉しい……！！ 頑張ります！ ありがとね！！ (2021年8月13日 11時) (
レス) id: 1cd5a8a31d (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 白目黒口さん» しろくろありがとうーー！！ ひえ嬉しいです\(//Д//)/ 毎秒更新ww できるだけいっぱい頑張ります！！ (2021年8月13日 11時) (レス) id: 1cd5a8a31d (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - 続編！！！待ってました！！！前章の最後の蓮水ちゃんとユリカちゃんのところでうわあああああ(語彙力)ってなりましためっちゃ面白い。更新頑張ってね！応援してます！ (2021年8月13日 11時) (レス) id: 2aa92eadb7 (このIDを非表示/違反報告)
白目黒口(プロフ) - ああああ続編ッ！おめでとう(=´∀｀) 出だしから最高です！！ 無茶しない程度で毎秒更新()頑張ってください！ (2021年8月13日 10時) (レス) id: c29c1a0e83 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 蒼乃さん» さすあお！！ ありがとう！！ そうですね、イチャイチャさせますよとことん(( むしろここからもまだ本番感もあるというか、れんの成長に関わる部分になってくるので、気長にお付き合い頂ければなと思います！！ がんばるねー！！ (2021年8月13日 10時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杳覇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec4/
作成日時：2021年8月13日 10時
