近付く別れ ページ49
夕食はテコラッタさん達による豪華で美味しい食事が振る舞われ、
大食堂での会食は一瞬で宴会となった。
私には一応柔らかいものを中心に出してくれて、
初めて食べる料理も多かったが全部とっても美味しかった。
本部で出る金曜日の海軍カレーにも負けず劣らずだ。
最初は騒がしい光景を怪訝そうに見ていた兵士の皆さんも、最後には一緒に笑い合っていた。
「わーー！凄い広い！！」
食事の後は見た事もないくらい大きな大浴場での入浴タイムとなった。
「しっかし、あんたの殻って不便よね」
現在私はナミさんとビビさんに殻を洗われている。
殻全体が泡に包まれて泡電伝虫になりそうだ。
「自分じゃ手が届かなくて」
背中の殻は自分では綺麗に洗えないうえ、
溝があるから放置すると汚れがたまる。
「海軍にいた時はどうしてたのよ？」
「大浴場で一緒になった人に洗って貰ったりとかして何とか……」
思い出してみれば、
たしぎさんがよく洗ってくれたかな。
次に多かったのはおつるさんとかヒナさん。
お風呂の時の映像は見れるのかと青雉さんに聞かれた時は、２日間程黄猿さんの所に家出したなあ。
「でも、海って不思議だわ。
巨人もいたし、雪国で桜を見れて、
ナギちゃんみたいな能力者もいるんだもの」
そう言いながら殻を洗ってくれるビビさんの目は
好奇心でとても輝いていた。
「……あ」
殻の泡を洗い流してもらい、２人の方を振り返れば
隣の男子風呂の塀から皆んなが揃いも揃って
覗きをしていた。
「ちょっと皆んな何してるの！！？」
女子らしく驚いてグッとタオルで胸元を深く隠すビビさんに対し、ナミさんは呆れながら立ち上がると
「幸せパンチ！！１人10万よ♡」
「「ナミさん！！！」」
同じ女子の私とビビさんもびっくり。
堂々とタオルをはだけさせて胸を見せつける。
まぁ、皆んな肝心の胸を見る前に
鼻血とか吹きながら塀の向こうに落ちていったけれど。
私も将来、ナミさんくらい大きく立派に育つかな。
海軍の人も皆んな立派なものを持ってるし、
ぜひ私も将来はみんなに負けないくらいのものを
手に入れたい！
「ナギ〜、そろそろ上がるわよ！」
最後の方、ナミさん達は少し大切なお話をしていた。
ルフィさんも目を覚ましたし、
今夜にでもここを立つという。
もう、皆んなとお別れしないといけないんだ。
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朮(プロフ) - 星猫さん» それ程アニメをよく観るわけでは無いので、ラノベ系アニメはあまり知りません。ジャンプ系なら黒バス・ぬら孫・血界戦線・るろ剣・鬼滅・リボーン等です。 その他ならドリフターズ ・最遊記・忍たま・どろろです。 (2020年6月12日 19時) (
レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年6月12日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
朮(プロフ) - きぃさん» コメント有難うございます！これからは物語も大きく動いてみたり……。応援を励みに更新頑張ります！！お楽しみに！！ (2020年3月18日 23時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - すっごく面白い小説ですね！これから電伝虫少女ちゃんがどうなるのか展開が楽しみです！続きの更新頑張ってください！応援してます！ (2020年3月18日 14時) (レス) id: 86b27e9006 (このIDを非表示/違反報告)
朮(プロフ) - 靜藍さん» コメント有難うございます！前作まで読んで頂き光栄です！なるべくテンポ良く投稿できるよう頑張ります！！ (2020年3月10日 10時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朮’ | 作成日時：2020年3月8日 2時
