BALL78 ページ33
先程の話で察した方もいらっしゃるかもしれませんが、
シリアス編も終わったので、死ぬほどイチャイチャさせます！！←
＿＿
・
五月のある日こと。
夏の全国甲子園も本格的に近づいてきたここ数日。
部屋で勉強してからのんびりと過ごしていたAは、食堂で自分用に買ってきたカルピスを片手にテレビを見ていた。
この時間帯には、基本ニュースしかやっていない。
やれ不倫だのやれ不正疑惑だのといつも通り平和である。
カランッ…とコップの中の氷が溶けて、他愛もない素敵な音を響かせながら動いた。
と、同時にドッタンバッタンこちらに向かって走ってくる足音が聞こえる。
不思議に思ってドアの方に目をやると、案の定ガチャっと開いて学校の先生が見えた。
｢誰かいるかー…って、お前か鈴井。｣
｢どうしたんすか柳せんせー。｣
｢うーん、まぁ鈴井でもいいか。さっき小湊が倒れてな、今保けっ…｣
｢倒れたっ？！どっちが！！？｣
｢兄の方。｣
｢兄の方？！小湊先輩がァ？！｣
｢うぉお落ち着け落ち着け。軽い熱中症だ。
誰かにいたら看病して欲しかったからダメ元できたんだが、そういえば青心寮はお前が居たな。｣
｢小湊先輩、大丈夫なんですか…？｣
｢大丈夫だって。とにかく今連れてくるから、ちょっと間看てやってくれ。｣
｢それはいいですけど…。｣
小湊が倒れた。
しかも兄の方。
あの図太くて意地でも倒れそうな先輩が、倒れたのだ。
なんだかこっちまで気分が悪くなってくる。
看病するのはいいが、本当に心配だ。
急いで水や濡れたタオルなんかを作って、小湊の部屋に置く。
すると、先生に付き添ってもらってきたフラフラの小湊が見えた。
今にも倒れそうで、見てられない。
｢小湊先輩、ほら小湊先輩の大好きなAですよ…。…先生ここで大丈夫です。｣
柳｢悪いな鈴井。後は頼んだ。｣
小｢…なにやってんの、ほら、早く部屋。｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 181人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます〜！小湊兄弟ホント推せますよねっ…！！ (2019年3月24日 2時) (
レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
諸行無常系女子 - すごく面白いです！楽しく読ませてもらってます！春市くん可愛すぎて尊いです！！これからも頑張ってください！(*≧∀≦*) (2019年3月22日 13時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
南 - あわわ！お返事頂けるとはっ!! 二遊間良いですよね!!私も推しコンビです^^* これからも読みます＼(^o^)／ (2019年2月1日 1時) (レス) id: 3e32dfd06e (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 南さん» ひぇえ！ありがとうございます！！そんな感想言ってくださるだけで、書く気力が上がりますっ…(涙) 私も二遊間好きなので、ついつい出しすぎてしまいます笑 良ければこれからも読んであげてください！ (2019年1月27日 1時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
南 - めっちゃ面白いです！！亮さん推しなので、胸を貸してくれるシーンで萌えました笑 更新待ってます！ (2019年1月26日 18時) (レス) id: 3e32dfd06e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
