BALL72 ページ27
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それにしてもそろそろ本格的に出たい。
かれこれ結構な時間をここで過ごしている。
マットからグイッと立ち上がって、どうにか抜け出せる所がないか探す。
とはいえ、それがあればここまで苦労していない。
｢はぁ…｣とため息をついて、しゃがみこむ。
すると、カサカサっ…と何かが通る音がした。
ピタッとAの動きが止まる。
こんな虫酸の走る音を出す奴は、この世で一匹しかいない。
奴との対面は、確か第一話振りだ。
第一声を出すために、大きく息を吸い込む。
次の瞬間、｢ギャァァァァァァア！！！！｣というAの馬鹿みたいな悲鳴が辺りに響いた。
その場にいた三人全員が｢Aっ？！｣とAの方に駆け寄る。
完全に怯えきっているAは、｢むっ、無理無理…もうやめっ、ギェエエ！！！｣と倉持に抱きつく。
倉｢ちょっ、鈴井？！！｣
｢無理…勘弁……｣
御｢何があったんだよ。｣
｢ごきっ、ごきぶり……ホント無理、マジ撲滅…。｣
倉｢わ、わかったから…わかったから離れろ…｣
｢無理。奴を倒してから言え。｣
倉｢なんで上から目線なんだよ！！｣
小｢…で、どこ行ったの？｣
御｢俺虫あんまり好きじゃねぇや…。｣
ぎゅうぅっ…と抱きしめる腕をきつくしめる。
第一話を振り返ってみてもわかる通り、彼女 鈴井Aは大の虫嫌いだ。
本気で無理である。
もう同じ空間に居るだけで、気持ち悪い。
｢びぇ…｣と泣きついていると、小湊がその辺にあった新聞紙をまとめてﾊﾟｧｧﾝｯ!!と叩いた。
｢こっ、小湊先輩っ……！！かっこいい…！！｣
小｢ま、虫なんて叩けばイチコロでしょ。｣
ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｯ……ﾊﾞﾝｯ！！
沢｢Aせんぱぁぁぁぁいっ？！大丈夫ですかぁぁあ！！！｣
｢沢村ぁぁあぁぁ！！！！大好きっ！！！｣
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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます〜！小湊兄弟ホント推せますよねっ…！！ (2019年3月24日 2時) (
レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
諸行無常系女子 - すごく面白いです！楽しく読ませてもらってます！春市くん可愛すぎて尊いです！！これからも頑張ってください！(*≧∀≦*) (2019年3月22日 13時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
南 - あわわ！お返事頂けるとはっ!! 二遊間良いですよね!!私も推しコンビです^^* これからも読みます＼(^o^)／ (2019年2月1日 1時) (レス) id: 3e32dfd06e (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 南さん» ひぇえ！ありがとうございます！！そんな感想言ってくださるだけで、書く気力が上がりますっ…(涙) 私も二遊間好きなので、ついつい出しすぎてしまいます笑 良ければこれからも読んであげてください！ (2019年1月27日 1時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
南 - めっちゃ面白いです！！亮さん推しなので、胸を貸してくれるシーンで萌えました笑 更新待ってます！ (2019年1月26日 18時) (レス) id: 3e32dfd06e (このIDを非表示/違反報告)
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