拝啓邪神様方、人前で変なことを口走るのはやめてください！！【名探偵コナン】

・ ページ17

安室「……あなたが警察だったなんて記録は無かったはずですが……？」

『まぁそうだろうね。まぁでも、その話は後でね。』

不服そうながらも了承してくれた安室さんたちに向けて、再び話を始める。

『取り合えず先に、あの時の女の子の話をするね。
まず、あの子…いや、あの男性を殺害したモノは人じゃないから、絶対に捕まえることはできない。』

それを聞くと、でも…と言いたげな顔をしてから首を横に振ってコナン君が口を開いた。

コナン「もしそれが本当だったとして、あの人が人じゃないって、どういうこと？」

まぁ確かに、それは疑問に思うだろう。

『あれはね、こちらの世界で言う神話生物っていうモノなの。
でも神話生物とは言えどユニコーンとかドラゴンみたいな可愛いのじゃないよ。もっと邪悪で、見るだけで正気を削られるような冒涜的な生物たち。
…緑川さんになら伝わると思うけど』

そう言うと、少し思い返すような仕草をしてから緑川さんがこう答える。

緑川「確かに、あの生き物も今まで見てきた、図鑑に乗っているような生物とは違った。
……この地球上のモノではない何かだということを認識したら、耐えがたい恐怖が襲ってきて情けないことに気絶しちゃったんだけどな」

そう言って苦笑いする緑川さんを見て、ふと言い忘れていたことを思い出した。

『あの子は私の友達だし、私を殺そうとしたりしなければ人間に危害を加えることもないから安心してね。』

そう言うと、緑川さんは少しほっとしたような表情をした。

安室「“あの子は”と言うことは、唯が会ったもの以外にもいるんですか？」

その頭の鋭さに感心しつつも質問に答える。

『さすが探偵さん、鋭い。
確かにあの子と、あと2体別の種類の神話生物がいるけどその子たちは安全。
ただ、私の友達とは別の個体もいるから、同じ見た目でも私が近くにいなかったら警戒はした方が良いよ』

それを伝えると、なるほど…と言いながら手帳に何やらメモをしていた。
……この人たち、あまり良い話ではないけどやっぱり探索者に向いてるよね。

・→←第12章〜カミングアウト〜

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す