・ ページ38
パパside
「……いいこにして、えっ、のんちゃん?!」
すべて干し終えてリビングに行くと
水溜まりの上でしくしく泣いてる望
「のんちゃん、どした?
…あ、ちっちでちゃった?」
望「……ひっ、はぁっ、ちっちっ、ぇぇん、」
「そっかそっか、ええよ泣かんくて笑
1回お着替えしよっか」
たぶん久しぶりの失敗で悔しいのか
わんわん泣く望
一旦落ち着かせようと思って
望の脇の下に手を入れて抱き上げると感じた熱さ
「……え、望お熱ある?あっつくないか、?」
望「……ひっ、く、はぁっ、えぇぇん、」
「のんちゃん、ちょっとぴっぴさせてな」
抱っこしたまま熱を測ると
ぐんぐん上がる数字はまさかの39.0℃で止まって。
「うわ、っ、まじか。
のんちゃんしんどかったんやな?
パパ気づかんとゴメンな?」
望「…ひっ、く、ぱぁぱ、っ、はぁっはぁ」
「パパおるパパおるよ、
ズボンだけはきかえたらもう1回ねんねしよな?」
久しぶりの熱にしんどいのか
ぐずぐずでなかなか泣き止まへん望は
見てるだけでほんまにかわいそうで。
赤い顔をして熱い息を吐く望を布団に寝かせる
「のんちゃん、今日おむつにしとこっか?」
「……んぅぇん、っ、のんちゃ、おにいさっ、」
「うんうん、そうやな?お兄さんや。
でもお熱の時はお兄さんもちっちわからへんくなる時あるねんで?
かっこいいパンツばっちいにしたくないやろ?」
望「……んぅ、はぁっ、おむつっ、」
「ん、ええ子やな、
おむつの中気持ち悪いなーとかあったらパパに教えてな?」
とろんとした目で俺を見つめながら小さく頷いた望
少し寒そうに震えるから厚めの毛布を掛けてやって。
望「…はぁっ、ぱぱっ、ぱぱっ、はぁっ、」
「のんちゃん、大丈夫だいじょーぶ。
パパここおるからねんねしよな」
呼吸が早いから落ち着くようにのんちゃんのお腹を
とんとんリズム良く叩いて。
もっと小さかった頃に歌っていた子守唄を口ずさむと、だんだん目が閉じてきて
口も半開き状態になってきたから無事寝れたみたい。
ふとのんちゃんの左手をみると
俺の服をぎゅっと握りしめていた。
601人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まっちゃ(プロフ) - お礼が遅れてしまい申し訳ありません。リクエストに応えていただき、また素敵なお話ありがとうございました!これからも応援しています! (2021年10月10日 8時) (レス) id: a795688411 (このIDを非表示/違反報告)
きりまる(プロフ) - (´・ω・`)さん» そうです、すみません、、ご指摘ありがとうございます! (2021年9月20日 13時) (レス) id: e2c0ca874d (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - 午前3時かなあ? (2021年9月20日 12時) (レス) id: 2eeec66c30 (このIDを非表示/違反報告)
きりまる(プロフ) - みなさんリクエストありがとうございます!4名の方にリクエスト頂いたので募集を終了させて頂きたいと思います。リクエストあったのに、という方は次の機会に宜しくお願い致します! (2021年9月10日 12時) (レス) id: e2c0ca874d (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - いつも更新して楽しみにしてます!リクエストお願いしたいです。重岡くん子どもで淳太くんパパで重岡くんが胃腸炎でグッタリして甘える事も出来ないお話見たいです。よろしくお願いします。 (2021年9月10日 12時) (レス) id: a856d64bb4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きりまる | 作成日時:2021年8月12日 18時