俺、創造神だから。【七つの大罪】

Creation.6 ページ6

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「騒がしい。」




茶髪が揺れる。

彼が寝転がるのは、高級ホテル顔負けの寝心地のベッド。
狭すぎず広すぎない"創造神"で創られた一軒家が別次元に1つ。
ある意味ここは、Aの生まれ故郷である。

そして、先程からAは鳴り止まない騒音に悩まされていた。




「結界破られてんじゃねぇか。」




寝起きでぽわぽわと欠伸をしたA。

その端正なベビーフェイスからは想像もつかない心地の良い低い声と、背筋も凍るような暴言。
今を生きる華やか女子高生が見れば、卒倒ものだ。


長時間睡眠とらせろクソが、とベッドの上でまだ回らない頭で考えながらぼやいた。


だがこの男、今目を覚ましたのが1年ぶりである。
魔力の関係もあってか、非常に眠りが深い。

寝れば寝るだけ、魔力が回復するという彼の魔力の上限は計り知れないのだ。
そんな体質だからか、人と長時間の感覚が非常にズレている。

補足で伝えておくが、Aは睡眠を遮るものさえなければ、平気で3年は寝る。






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