俺、創造神だから。【七つの大罪】

Creation.4 ページ4

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「団長殿、そろそろ"アレ"を探しに行ってはどうだ？」




マーリンの声にメリオダスは、あー"アレ"なぁ、と頭を搔く。

思い出すのは、頬のトナカイの紋章。

それを掠めるさらさらの茶髪と、顔に似合わない壊滅的な口の悪さ。




「メリオダス様、"アレ"とはなんのことでしょうか？」




隣にいたエリザベスが首を傾げる。

そうかエリザベスは知らないんだった、とメリオダスが呟く。




「もう1人の大罪。
今んとこの、最高戦力だ。」




最高戦力、とその青く澄んだ目を見開いたエリザベスがその言葉を飲み込むように復唱する。

だが、エスカノールや、"今の"俺の闘級を大きく上回る最高戦力を探す手段がない、とメリオダスは考えた。




「何を悩んでいる団長殿。
場所ならあらかた目処は付いている。」




マーリンのその言葉に目を見開く。




「本当か！？」




今まで、会いたくて会いたくて仕方が無かった、彼が愛した男。




「ここから少しばかり離れたところに時空の歪みを見つけた。
おそらく、"創造神(クリエイションゴッド)"で創られたものだ。
それを囲むように結界は張ってあったが....」




私に破れないわけが無かろう？とマーリンは口角を上げた。






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