Cream soda Ⅱ (ページ33)

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大好きだよ。ページ33

内村side

去年の1月27日。俺は湧と舞台終わりにAの誕生日を
一緒に祝った帰りにAに告白した。
少し考えAが出した返事はNO。
俺はどうしても諦めきれなくて
“来年必ずAと同じ大学に合格するから、
そしたら俺の誕生日にもう一度返事が欲しい“とお願いしたんだ。
めちゃくちゃ勉強して見事にAと同じ大学に合格し、
チャンスを掴むことができた。

そしていよいよ今日は3月7日。俺の誕生日。
Aに何が欲しい？と聞かれて答えたのはAの家でのおうちデート。
今まで「1人で来ても入れないよ？」って言われてていつも行く時は誰かと一緒。
流石に今回はOKが出て、嬉しい気持ちとドキドキする気持ちを抱えてインターホンを押した。

ピンポーン
A「はーい」
内村「俺ぇ〜。入っていい？」
A「いいよー」

Aの声が聞こえて一気に緊張が高まる。
部屋の前につき再びインターホンを鳴らす

A「颯太いらっしゃい」

笑顔で出迎えてくれたAは今日もめちゃめちゃ可愛いくて
先程の緊張は何処へやら玄関でギューと抱きしめる

内村「Aかわいい」
A「ちょっ、颯太苦しいよ」
内村「へへっ、今日はAを独り占めするんだぁ」
A「分かったから、ここ玄関だからとりあえず中入ろう？」
内村「はぁい」

名残惜しいけどAを離して部屋に入ると机に並ぶ温かい料理が目に入り
いい匂いが部屋中に充満していて幸せな気持ちになる

内村「Aが作ってくれたのぉ？」
A「そうだよ。颯太が好きなものにしたの。ほら座って？」

また可愛い顔を見せてくるから
正直座るのなんてどうでもよかったけど大人しく席に着く。
Aが冷蔵庫から小さなケーキを出して俺の向かい側の席に座る

A「颯太誕生日おめでとう」

誰のお祝いの言葉よりもAの言葉が1番嬉しい。
いてもたっても居られなくて俺は席から立ち
向かい側に座るAの後ろに行きぎゅっと抱きしめた

内村「A大好きだよぉ。Aは？」

俺に抱きしめられてるAは顔を後ろにやり
俺の目をじっと見てニコッと笑うと

A「颯太が好き。大好きだよ。」

そう言ってくれた。
俺は、その言葉に抱きしめる力を強くし

内村「本当はもっと後に聞くつもりだったんだけど、
　俺と付き合ってくれますか？」

Aは笑顔で頷くと俺は、腕を解きAの体をこちらに向かせ
お互い惹かれ合うように唇を重ねた