Cream soda Ⅱ (ページ17)

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体調不良② ページ17

その後、残されたメンバーは唖然としていた。

元木「え？今の何？」
黒田「わっかんない。」
平塚「うっちー行っちゃったね。」

檜山「そう言えばさ、さっき悠仁青木のこと呼んでたよね？」
青木「え？そうなの？何かあった？」

青木を呼んだ理由を話す悠仁にメンバーが耳を傾ける。

元木「あいつ、体調わりーなら休めばいいのに」
平塚「また、そんな言い方するとAと喧嘩になるよー？」
皇輝「ともかく、どういう経緯で嶺亜くんが来たかはわからないけど、今はうっちーに任せよう」

内村「あの、嶺亜くん。」
嶺亜「何？」
内村「どこ行くんすか？」
嶺亜「あー。防音室。Aが呼んでる」
内村「え？Aなんで？」
嶺亜「俺も詳しくはわかんないけど部屋開けたらいたんだよねー。おし、ついた」

防音室につきドアを開けると
飛び込んできたのは矢花のロンTの裾を握りしめて寝ているA

嶺亜「まだ捕まってんの？矢花。笑」
矢花「いやー全然離してくれないのよこの子。」
内村「え？え？？」
嶺亜「矢花説明して？俺も初めからいた訳じゃないから聞きたい」
矢花「いやね。俺が防音室に着いた時は既にAがここで寝てたわけですよ。で、暫く放っておいたんだけどそろそろ嶺亜くんくるし、声かけようと思って近づいたらこうなった訳」
嶺亜「俺、矢花がAに声かけようとしてる時来たんだけど、そしたら『そぉた』ってうわ言言ってこの状態になってさ。」
矢花「おでこ触ってみたんだけど多分熱、あるんじゃないかな？」
嶺亜「ほら、弱ってると甘えたくなるって言うじゃん？だからね。呼びに言ったって訳」
内村「熱あるのは心配っすけど、なんか・・・嬉しいっす。」
嶺亜「ほら、Aー？起きて！うっちー来たよ」

A「…うぅん…そぉた？」
内村「そうだよ。Aどうしたぁ？」
A「…頭痛い。」
内村「無理しちゃダメでしょ？ほら、背中乗って？帰ろ？」
A「…うん」

Aをおんぶすると立ち上がり

内村「ありがとうございました。」
矢花「いいって。笑」
嶺亜「それよりAのことよろしくね？」
内村「はい！」

おんぶしながら楽屋へと向かう暫く黙っていたが

内村「A？」
A「…ん？そぉたどうしたの？」
内村「頼りないかもしれないけど、もっと俺のこと頼って？ヤクソクだよぉ？」

小指を出す内村に答えるように
A「うん。やくそく。」
と指を絡ませた。