藍沢先生の日常

血塗れ将軍さんリクエスト　怪我　 ページ1

藍沢先生と白石先生が夫婦で子供がいる話になります。

_________

白石side

藍沢先生と結婚して子供が出来た。

まだ４歳で幼稚園の年中さん。


名前は藍沢先生と考えて「歩翔(あゆと)」

明るく伸び伸びと向上心のある子になってほしい。

自分の人生の道を自分の力で歩いて大きく羽ばたいてほしい。


という願いからついた名前。



バタバタバタ


３人で暮らす家にしては少し広い家をバタバタと駆け回っているのは今日は歩翔の参観日だから。


私は元々非番で藍沢先生…じゃなくて耕作も橘先生と西条先生の厚意で今日は非番。



白石「あゆ(歩翔)、幼稚園の服にお着替えしようね」


歩翔「うん」


白石「耕作！手空いてる？」


藍沢「どうした？」


白石「あゆの着替え手伝ってあげて」


藍沢「わかった」







そんなこんなでドタバタしたけど時間には間に合って準備完了！

あゆはお迎えに来てくれる幼稚園バスに乗って先に幼稚園へ。


私と耕作は車で。


白石「楽しみだね」


藍沢「あぁ」


白石「藍沢先生しごと休んだんだね。あんなに仕事好きなのに」


藍沢「できるだけ子供の行事には参加してやりたい。医者という職業についている以上時間に一切囚われないなんて無理だからな。それに……俺が子供のころばあちゃんが授業参観にきてた…それでも働いていたから中々来るのは難しかったから来てくれたのは小学校の６年間でも数回だけ…」


白石「………」


藍沢「だれも見に来てくれない授業参観が初めは寂しかった……けど年を重ねてくると誰も来てくれない授業参観が当たり前になってた。授業参観で親と一緒にすることは担任の先生とするのが当たり前。いつの間にかそうなってた…歩翔にはそんな思いしてほしくないからな……」


白石「そっか……」



そういうと藍沢先生は「少し話しすぎた」と言って車を発進させた。







幼稚園につくとあゆの教室を探して中に入った。


すると私たちに気づいたのかニコニコしながらこっちを見て手を振ってくるあゆ。


耕作はそれを見て微笑ましそうに笑っていた。


あゆは手を振りかえすと満足したのか話し出した先生の方を向いて話を聞き出した。



白石「話、聞いてるときの顔耕作に似てるね」


そう話しかけると「そうか？」と不思議そうな顔をされた。



しばらく先生の話が続いて終わると活動のためホールに移動することになってあゆを連れて一緒に移動。


あゆの右手を私、左手は耕作が繋いでいる。

２→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す