31*劣化した文字 ページ38
<シエルside>
サ)「生きる者が生きていたときに…
アレティア…彼女が甦らなかった
正しい形に…!」
──キンッ!!
ア)「っ…サング…あの人の後継者がこのわたしに
仇なすっていうの?良いわ…だったら貴方も…!!」
カ&グ)「「させるか!!/させないわヨ!!」」
──ガッッ!!
──ギャララララララ!!
ア)「チッ…」
カリバンとグレルの攻撃をかわすアレティア
エ)「シエル!サング!大丈夫?」
シ)「あぁ」
エ)「話しは大体聞いてた 本を探すの?」
サ)「ソフィアのことはあまり知りませんが
趣味の化物造りに欠かせない本です
手近に置いておきたいはず…
きっとこの部屋のどこかにあるはずです」
シ)「よし エイミー、探すぞ」
エ)「うん!」
シ)「セバスチャン グレルやカリバンとアレティア
の相手をして注意をそらしておけ」
セ)「御意」
僕はエイミー、サングと部屋を探し回る
エ)「シエル!!あった──!」
エイミーの声のする方に駆け寄る
エ)「これ!」
サ)「<魔女の禁術の項>…間違いありません
これです」
ズラリと並んだ文の内容はソフィアが行い
リーブンから聞いたそれと同じだった
エ)「? 何だろう…この辺だけ汚れて読めない…」
サ)「古いものですから劣化していたって不思議じ
ゃありません」
シ)「<この術は魔女の扱う術のなかでも>…
…? 読めないな…」
グ)「<この術は魔女の扱う術のなかでも禁術とし
て定められているため十分に注意して行うこと>
ふぅん…ま そうよネ」
本を覗き込み呟くグレル
シ)「グレル!」
サ)「なぜ死神が本を…」
エ)「読めるの!?」
グ)「ナメんじゃないわヨ 随分古い文字ネ
劣化してても輪郭で何とか読み取れそう」
シ)「じゃあ早く読め」
グ)「うっさいわネ!命令すんじゃないワヨ!
これも巴を元に戻すため何だから…」
エ)「戻るの?」
グ)「そこのヴァンパイアのガキがキレイに魂抜い
てくれたから女の体を壊せればこっちのモノって
こと」
グレルが指でページをなぞる
グ)「<ナイフで傷をつけられなかった場合は
直ちに肉体を破壊すること。万が一手がつけられ
なくなった者を止めるには魔女の生命の結晶を食
らわせること。>」
ソフィアは銀製の刃物で肉体に傷をつけられなか
った だからアレティアは蘇って尚、欲望に忠実
なのか…いや、退屈嫌いのソフィアのことだ
敢えて肉体を暴走させ混沌を招いたのかも知れない
シ)「何だ?この“魔女の生命の結晶”とは」
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黒妃 - 水季愛素さん» コメントありがとうございます(*´∇`*)今回は数日ほど間が空くことが何度もありましたね。すみません(・・;)続編も楽しんでいただけるように頑張ります。よろしくお願いいたしますm(__)m (2015年3月21日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
水季愛素 - まずは初めまして!そして完結おめでとうございます。ずっとコメントする機会を伺っていた一作目からのファンです。とくに、今作は毎日更新されてないかを見ては、一喜一憂していました。本当に面白かったです。お疲れ様です。続編、楽しく読ませていただきます! (2015年3月21日 1時) (レス) id: 3d8daab8a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - ベルちゃんさん» 了解です(^-^ゞ少々時間がかかるので少しお待ちくださいm(__)mその内URLを載せさせて頂きます(*´∇`*) (2015年3月20日 19時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
ベルちゃん(プロフ) - 続編、是非書いてください!応援してます( ´ ▽ ` ) (2015年3月20日 13時) (レス) id: d34f80808d (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 紫杏さん» ご無沙汰です(。・ω・。)ゞ!!最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m!!続編、喜んで書かせて頂きますo(`^´*)!!ある程度更新が出来ましたらこの作品にURLを載せさせて頂きます(*´∇`*)次回もよろしくお願いいたしますm(__)m! (2015年3月20日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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