24*沈む香り ページ30
<Aside>
カチッって音が聞こえた気がした
?)『A…』
貴)「! お母さん…!?」
お母さんの声…!どこ…?どこなn((──グチャ
・・・え?
手に…いや、足にも伝わる嫌な感覚…
ぬめり…生温い…おそるおそる下を向くと…
貴)「……っ!!!?」
母)『…A……た、すけ…て…』
死体の海のなかに血に塗れたお母さんがいた
助けを請いながら血にぬれて肉の溶けた手で
私にすがり付くその姿に
私は恐怖で何も言えなくなる
──ズズ…
貴)「!!!?」
『助けて…』
『助…け…て』
『A…』
みんな…サングの人形に似てる…?
貴)「嫌ァァァ────…ッッ!!!」
何本もの手が伸びてきて私の体はどんどん肉の海
に沈む 必死に抗うけど抗うほどに手は増えて私
は沈んでいく
貴)「────ッッ!!!」
口を塞がれて叫ぶこともできなくる
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!
──フワ…っ
貴)「!?」
高価な香水みたいな良い香りが漂った
誰かが私を後ろから優しく抱きしめる
白くしなやかな血にぬれていない腕…柔らかな長
い髪が背中や肩に触れる…それにこの香り…
?)『大丈夫よ…』
意識がボーッとする…
?)『“わたし”は“あなた”』
何も考えられないほど…
?)『“あなた”は“わたし”』
良い香り
?)『眠って良いのよ…』
猛烈な眠気に襲われる 瞼が開けていられない…
──ズズ…
体は下がり始める
でも怖くなかった もう眠っていたから
?)『そう…眠って…………永遠に』
頬に肉が触れる感触…
?)『あなたはわたしのモノ(一部)…((ニヤ』
おやすみ…なさい…
<カリバンside>
エイミーがふらふらとAに歩み寄った
カ)「…エイミー!」
エ)「嘘…」
カ)「っ(ショックで意識が…!)」
──ガッッ
リ)「おーっとぉ!」
慌てて駆け寄ろうとしたがリエンの手が伸びる
リ)「ダメだよ?キミは大人しく ね?」
カ)「500年も生きてねぇヴァンパイアのガキに
竜が止められると思ってんのか?((ギロッ」
リ)「無理だろうね だからコレ」
──バッ!
カ)「?」
こりゃ セバスチャンが切り落とした魔女の髪か…?
──シュルッ!
カ)「!?」
何だ…髪が生きてるみてぇに首を…!!
鱗で守ろうとしてどんどん強く締められる
クソッ!
カ)「テメェ…ッ 許さね…!」
リ)「気にしなくて良いよ
キミがぼくを許さなくても
ぼくはもうすぐいなくなる…」
いなく…なる…?
リ)「ぼく…もう長くないから^^」
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黒妃 - 水季愛素さん» コメントありがとうございます(*´∇`*)今回は数日ほど間が空くことが何度もありましたね。すみません(・・;)続編も楽しんでいただけるように頑張ります。よろしくお願いいたしますm(__)m (2015年3月21日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
水季愛素 - まずは初めまして!そして完結おめでとうございます。ずっとコメントする機会を伺っていた一作目からのファンです。とくに、今作は毎日更新されてないかを見ては、一喜一憂していました。本当に面白かったです。お疲れ様です。続編、楽しく読ませていただきます! (2015年3月21日 1時) (レス) id: 3d8daab8a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - ベルちゃんさん» 了解です(^-^ゞ少々時間がかかるので少しお待ちくださいm(__)mその内URLを載せさせて頂きます(*´∇`*) (2015年3月20日 19時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
ベルちゃん(プロフ) - 続編、是非書いてください!応援してます( ´ ▽ ` ) (2015年3月20日 13時) (レス) id: d34f80808d (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 紫杏さん» ご無沙汰です(。・ω・。)ゞ!!最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m!!続編、喜んで書かせて頂きますo(`^´*)!!ある程度更新が出来ましたらこの作品にURLを載せさせて頂きます(*´∇`*)次回もよろしくお願いいたしますm(__)m! (2015年3月20日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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