◆黒執事◆〜シンデレラの罪〜final

11＊ヴァンパイアの狂気 ページ15

エントランス…──＜巴side＞


死んだノアを抱きしめたまま動かないサング…

グ)「ﾝﾌ…落ち込んじゃってカワイイw

戦意喪失カシラ?」

グレル…やめt「……tやる…」

グ)「はぁ?」

サングに何か呟く


　


　


　




　


　


　


　


　


　



サ)「ｷﾞﾛｯｯ))殺してやる…」


　


　


──ﾊﾞｷｨｯｯｯｯ!!!

グ)「ｯｯ!?」

──ﾄﾞｶｧｧｧ…ﾝ!!

巴)「グレル!!」

消えたかと思ったら次の瞬間には


グレルが壁にメリ込むぐらいの勢いで

殴り付けられていた

グ)「…のガキ…ｯ!」

──ﾒｷｨｨ……ｯ

グ)「…ｯｯ!!」

サングの拳がグレルの腹部にメリ込んで軋む

曲がりなりにも神であるグレルを力業だけで一方

的に…確実に追い込んでいる…

サ)「…」

サングは何も言わずただ何かに取り憑かれたよう

に一心不乱にグレルを殴り続ける


──ｶｼｬﾝｯ

デスサイズが滑り落ちる

──『ヒューバート家のヴァンパイアは格が違います…』

これがヒューバート家のヴァンパイアの

力(殺意)…

弓)「巴様…きやつは死神に気を取られております

今のうちにシエル様の使用人を」

巴)「!? グレルを置いてけって言うの…!?」

弓)「? ええ あのような者 放っておいたとて何

も問題はありますまい」

私の手を引こうとする弓弦葉

─『トドメさしちゃいなさいよ』
─『問題はありますまい』

グレルも弓弦葉も…おかしい…人間の道理が通じ

ないのは分かる でも非情すぎる

サ)「…」

──『また…居なくなっちゃったぁ…』

さっきのあの子は本当に悲しそうで…今も悲しく

て悲しくて仕方がないんだ あの猫又は本当にあ

の子が大好きだったんだ…見ていれば分かる

　



サ)「何処へ行くんですか…?」


巴)「!!」

弓)「お行きください!!」

弓弦葉が尾を露にしてサングに攻撃を仕掛ける

私は強く背を押され階段を駆け出した

グレルがああなっちゃうんだから弓弦葉は…

巴)「!」

Aちゃんの命火が動いた?どこ?ここよりずっと

下…?

　


サ)「ねぇ…ノア…新しいお人形が欲しくない?」


　


背後からの笑い声に振り返ると

サングがノアを抱いてこちらを見据える

私は咄嗟に近くの階段を駆け上った

後ろから迫る笑い声を振り払うように適当な部屋

に身を潜めr


? この部屋…人形部屋…?


──ｷﾞｨ

巴)「!」


　



サ)「ノア…新しいお人形


　


　


　


　


　


　


　


　


　


　


　


　


　


今作るからね…?」

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