本気で恋したジャニヲタ4

会議室2 ページ18

呼ばれたのは

いつかと同じ会議室。



あかりと２人で待っていると

吉岡さんと松山さんが入ってきた。



松山「おはよう。久しぶりだね」


A「おはようございます。ご迷惑かけてすいませんでした」




立ち上がって頭を下げると

隣のあかりも一緒に頭を下げてくれた。




松山「君達が謝ることじゃないよ」


吉岡「私もそこまで確認できてなかったから…」


松山「今回はハプニングだから仕方なかったんだ。とりあえず座って。」




予想していたよりも
柔らかい雰囲気の中で話が始まり
少しだけ、私の不安も軽くなった。




松山「まず、今回のことだが、局内で起きたことだから、隠しておくことも可能だ。」




私達は黙って続きを待った。




松山「でも、今の仕事の状況で少しでも悪い噂が立つのは避けたい。


…………次の収録のOPトークで

今回のことをそのまま話すことできるか？」




A「そのまま、ですか？」



松山「あぁ。それで…………〜。」







A「はい。……わかりました。」



松山「あかりもそれでいいか？」



あかり「はい」




松山さんの話によると


次のあさこさんとの収録で
今回の一連の流れを
ハプニングとして公表する。



その放送の後に

今までと変わらず仕事をするか

世間の反応によっては

共演を解禁としていく方向に変えるか

決めていくらしい。




実際、私のブログにも
いつか夢の共演がありますようにと
JUMPとの共演を待ってくれている
ファンの子達もいた。




30分ほどで話は終わり

松山さんは吉岡さんと会議室を出ていった。



「今回のことは本当にAのせいじゃないからね」


と、優しすぎる言葉を残して。

会議室3→←会議室

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す