【wrwrd!】不良君【男主】

4話 ページ6

涼太side

今俺とAは屋上で飯食ったんだけどよー

転校生らがうるさいのなんのって

Aが五月蝿くすんなって言ったのに

Aもイライラしてるのがめっちゃ分かる

金髪「よし！もう時間もないから解散！」

やっとかー

ガチャ

ドタドタドタドタ

音がどんどん小さくなっていく

はーこれでゆっくり飯が食える

A「五月蝿くすんなって言ったのに五月蝿かったな」

「ああ。特に猫島」

A「そう！猫島の声がめっちゃうるさかった！」

「耳障りな音が消えたな」

わーわー

小さい声だが何か聞こえる

A「なんだ？」

「5時間目が体育のとこがあったんじゃね？」

A「あーね」

見た所一年らしい

あれ？確かあいつ

藤色の目のイケメン

転校生組の中にいたような気がする

「なーあいつって転校生組の中にいたくない？」

A「誰ー？」

「藤色の目のイケメン」

A「あー確かにいた気がする」

「だろ？さすが俺！」

A「自分で言うのな」

しばらく俺らは1年の体育を見ていた

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

「チャイム鳴ったな」

A「今日は5時間だからもう帰れる！」

「ゲーセン寄ろーぜ！」

A「いいなそれ！」

「今日は負けねー」

A「今日も負けねー(笑笑)」

「馬鹿にしやがってー(笑笑)」





ピコピコピコ

ゲーセン特有のうるさい音が耳に入る

でも不思議と耳障りにならない

「さー太鼓○達人で勝負だ！」

A「負けねーぞ」

ドンドンドドンカッカッカッカッ...

「負けただとー！この俺が！」

A「そうお前は俺に負けたのだフッはっはっはっはー」

地面に項垂れる俺を笑いながら(笑)見てるA

周りからは視線視線視線

俺はいつまでも笑ってる奴に

「もう帰るぞー」

と言った

あいつは悲しそうな顔して

A「あーもうそんな時間か」

って言うんだ

家の前まで来て

「じゃあな」

と言葉を交わす

あいつの後ろ姿がやけに小さく見えたのは気のせいであって欲しい限りだな。

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