27話 ページ29
Aside
ひとらんに呼ばれて屋上に行った
ひとらんになら少しぐらい話してもいいと思って
母親に暴力を振るわれていることを話した
そしたらひとらんは暫く考え込んで言った
ht「何かあったら話してね。力になるから」
って
プツン
俺の中の何かが切れた
「力になるから?そんなの嘘に決まってる。話しても何もしてくれないくせに!俺だって中学の時は不良なんかじゃなくて怪我して学校に行った時は友達に心配されたよ!先生に何で怪我したのって聞かれて、先生にならって話したらその先生は俺に関わらなくなった!どうせ人間なんて自分が1番可愛いいんだ!自分を守るのに精一杯で人のことなんて後回し。どうせ話しても何もしてくれない!その上面倒ごとには関わりたくないって離れていくんだ!」
はぁはぁはぁ
怒鳴りながら言って少し息が荒くなる
ht「それはその先生が悪い。でも俺は、俺たちはそんな人間じゃない。全員が全員同じだなんて思わないで!その先生と俺たちは違う!」
「そんなことない!人間の本質は結局みんなおんなじなんだよ!俺だってお前だって結局は自分の事しか考えてないんだよ!」
ht「違う!」
「違わない!綺麗事ばっかり並べて結局助けてくれないんだ!それは人間の中にプログラムされた本質なんだよ!」
ht「そんなこと言わないでよ!俺たちは助けるよ!だから!だから助けを求めてよ…。」
そんな言葉信じない
でも俺の中に信じたいって言っている俺がいる
ひとらんなら
ひとらん達なら助けてくれるかもしれないって思ってる
でも希望なんか持ってても変わらない
でも最初に会った時から薄々感じてた
こいつらは他の奴らとは違う
全く違う何かを持っているって
助けてくれるかもしれない
何か変わるかもしれない
頼っても良いかもしれない
「本当に助けてくれる…?」
ひとらんは笑顔で答えてくれた
ht「もちろん!」
俺は我慢出来ずに泣いてしまった
恥ずかしい
その間ひとらんはずっと頭を撫でていてくれた
いつもならやめろって言うけど
今日だけは甘えても良いよね
俺はそんなことを考えながら
深い眠りについた
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Yut(プロフ) - じゃあ!さん» は、初めて聞いた…!めっちゃ色々なやり方ありますやん!? (2020年11月18日 16時) (レス) id: 32b92cc3d3 (このIDを非表示/違反報告)
じゃあ! - 私のところでは、グッパグッパグーパでした!決まらなかったら、グーパでした! (2020年11月18日 3時) (レス) id: 162e8f3130 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - Yutさん» 使いますね! (2020年7月14日 23時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
Yut(プロフ) - しおりんさん» そのやり方も何度か聞いたことあります!広島でも使われるんですね!? (2020年7月12日 19時) (レス) id: 32b92cc3d3 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - グッパで〜分かれましょ!(←広島県出身) (2020年7月12日 8時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yut | 作成日時:2019年4月21日 16時