【wrwrd!】不良君【男主】

17話 ページ19

Aside

はぁ

GWが終わった

更に今日からテスト一週間前だ

すなわち

帰り道あの猫島と紫瀬とのエンカウント率が上がるのだ

紫瀬はまだいい

静かで隣にいても嫌な気はしない

ただ猫島はきつい

うるさい上に顔面偏差値が異常に高い

紫瀬も同じぐらいだが静かなだけマシだ

俺は目立つのがあんまり好きじゃない←不良のくせに

エンカウントしないように少し学校ぶらぶらしてから帰ろ

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

日直「起立！気をつけ！礼！ありがとうございました！」

全員「ありがとうございましたー！」

ガヤガヤガヤガヤ

猫島が来る前に逃げようと

タッタッタッタッタッ

あれ？

この学校にこんな綺麗な場所あったっけ？

何種類もの花が咲いて

うさぎとかの動物もいて

噴水があるのは知ってたけど水なんか入ってなかったのに

⁇「誰？」

バッ

「なんだ日登美蘭か」

ht「ごめん驚かせた？」

「まぁ

それよりここって日登美が手入れしてんのか？」

ht「俺1人じゃなくてマンちゃんとかも手伝ってくれてるけど大体は俺かな」

「すげーのな」

ht「そう？」

「こんなに花が咲いてたら一つぐらい枯れててもいいのに枯れた花なんか見つからない」

ht「そう言われると照れるね

それよりなんでここにいるの？」

「猫島から逃げてきた」

ht「ああ」

「少しここにいても？」

ht「いいよ。そのかわりマンちゃんやグルちゃんが来ても文句言わないでね」

「そのかわりここに頻繁に来るの許してね？」

ht「ふふっいいよ」

「じゃあこっちもいいよ」

日登美蘭とは気軽に話せる先輩だけど

敬語無くても何にも言わないなんて

あの堅物もとい赤富啄とは大違いだ

まぁ赤富啄が正しいけど

でも気の許せる先輩がいるのは心強い

もうそろそろいいだろ

帰ろ

「日登美蘭俺はもう帰r ht「ねぇ」？」

ht「そのフルネームで呼ぶのやめない？違和感が」

「じゃあなんて呼べば」

ht「ひとらん先輩とからんらん先輩って呼んで？」

「今日からひとらんって呼ばしてもらうわ。じゃーな」

ht「はぁ」










校門でまさかのエンカウントがあって

結局猫島と紫瀬と帰ることになったのは言わなくてもいい事実である

kn「ずっとまっとったんやからな！」

「待ってなくてよかったよ」

shp「ほんとすいません」

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