La la la Song (ページ6)

今日:10 hit、昨日:34 hit、合計:27,042 hit

Box in the ship -1 ページ6

.
.

恋をした。

会った瞬間から惹かれて…

でも、この恋が叶うことはない。

だって、彼女は…

Aは…

大事な親友のジェジュンの彼女だから。

.

「初めまして。Aです。」

YC「初めまして。ユチョンです。」

今日はメンバーと

メンバーの彼女と一緒に海でBBQ。

彼女と言っても、

ジェジュンとユノにしかいない。

ユノの彼女はライブの時に会ったことがある。

ジェジュンの彼女は今回が初めて。

噂通り、小さくて可愛くて、

とても笑顔の似合う人だった。

「ジェジュンから聞いてた通り、

ユチョン君かっこいい。」

“かっこいい”

ただのお世辞なのに

たくさんこの言葉を

聞きなれてきたはずなのに。

まるで初めて言われたかのように

俺の心臓は飛び上がった。

YC「いやいやいや、Aちゃんも

ジェジュンから聞いてた通り、かわいいすっね。」

「そんなことない…」

と恥ずかしそうに顔を赤らめる彼女。

本当にそう思ったんだよ。

そんな彼女を見て、

さらに心臓が飛び上がるのを感じた。

.
.

でも、おかしい。

ジェジュンの目の前で

こんなことを言ったら

必ずジェジュンはヤキモチを妬いて

怒るはずなのに。

今日は平気な顔して、ただ笑っていた。

それに、そんなジェジュンを見て、

彼女の顔が少し悲しそうに

見えたのは俺だけ？

.
.

『ジャーンケン、ポン！』

『やったー』

『うわー』

ジャンケンで負けた俺と、

ジュンスとユノはBBQの準備。

勝った4人は『頑張ってね～』と、

波打ち際まで走って行った。

Aとユノの彼女は

仲よさそうに足だけ海に入れている。

その隣で、チャンミンがジェジュンに

水をかけて楽しそうにしていた。

それを見て笑っている彼女。

.

ふと、彼女がジェジュンの隣に移動する。

当たり前だけど、

ジェジュンの腕に触れる彼女。

恥ずかしそうに笑い合う二人の横顔。

似てるな....

二人はやっぱりお似合いで、

やっぱりどこかぎこちなかった。

.

“Aはジェジュンの彼女”
.

そんなこと頭ではわかっていても、

簡単に彼女から目を離せないでいた。