La la la Song (ページ3)

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虹-3 ページ3

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ちょうど一か月、

彼のツアーが始まる一週間前。

私たちが出会って恋に落ちたBARに呼び出された。

そこで、まさかのプロポーズ。

驚きすぎて、止まっている私。

いつかは、と思っていたけれど

まさか、こんなに早く

彼が私との将来を考えてくれているなんて

思ってもいなかったから。

でも、左の薬指にはめられた

キラキラした指輪を見て実感した。

照れている彼に、

何度も何度もうなずくと、

自然にこぼれ落ちる涙を

大きな両手で拭ってくれた。

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今日は彼の休み

「ばれちゃうよ」

と言う私に

「雨だから、誰も見てない」

と、自信満々の顔の彼と

二人で一枚の紙を届け出るために歩く。

休日の街は人がたくさんで、

その上、傘が邪魔でうまく歩けない。

彼は背が高いからそんなことなく

らくらく歩いている。

さっきから「すみません」と言っている私を見て、

あの意地悪そうな顔で笑ってる。

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「もうっ、待ってよ。」

彼が怒るときに

よく見せる表情をマネして、

さらに口も尖らす。

そんな私を見て、

しょうがないなって顔して

私の元に戻ってきてくれた

まだ口は笑っている。

CM「Aは背が小さいなぁ～」

「チャンミンが大きいんでしょ！」

「ははっ」と笑うと、

彼が自分でさしていた傘を閉じた。

「チャンミン、濡れちゃう」

CM「大丈夫、こうするから。」

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そう言うと、私の持っている傘を奪う。

彼の右手には私の傘、左手は私の左肩に。

CM「こうしたら、さすがにAもちゃんと歩けるでしょう？」

優しく私に笑いかける。

「さすがに、は余計...」

チャンミンといるこの時間

チャンミンといるこの空間

私にとっては一番大切なんだよ

ちょっと意地悪なチャンミン、

でもすっごく優しいチャンミン。

改めてそんなチャンミンが

泣きたくなるくらい好き

まだ素直になれなくて、

口を尖らせている私。

彼が私の顔を覗き込む。

彼は私に「ごめんね」じゃなくて

「愛してる」のキスをした。

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言葉にしなくてもわかる

傘の中でする、世界で一番幸せなキス。

唇を離すとまた意地悪そうに笑って、

私の肩をしっかり抱き、歩き出す。

また気のせい？

夕陽なんて出ていないのに、

彼の顔が赤く染まった。